普段使い用のHDDも10TBの大台に――WD Blue大容量モデルが登場
2025年5月17日(土)6時5分 ITmedia PC USER
TSUKUMO eX.に入荷した「WD Red Plus」(左)と「WD Blue」(右)の新モデル
●10TBモデルで3.2万円! 12TBモデルで3.4万円!
普段使い向けのスタンダードシリーズ「WD Blue」は、10TBモデル「WD100EAGZ」と12TBモデル「WD120EAGZ」がラインアップに加わった。NAS向けの「WD Red Plus」シリーズも10TBモデル「WD100EFGX」と12TBモデル「WD120EFGX」が登場している。価格は順に3万2000円弱と3万4000円弱、4万1000円前後、4万6000円強となる。
いずれも7200rpmで、512MBのキャッシュを備えている。
とりわけ目立っていたのは、WD Blueシリーズの2モデルだ。TSUKUMO eX.は「スタンダードシリーズで10TBを超えるモデルはなかなか貴重です。価格的にも手を出しやすいので、どちらも人気が出そうです」という。
実際、10TB以上のHDDはNASやサーバ向けシリーズが大半だ。WD Blueにしても、これまでの最大容量である8TBモデルが登場したのは2023年12月のことで、それ以上の容量が登場するまでに1年半を要したことになる。
同店は「SSDほどの速度を求めないファイル置き場として、スタンダードなHDDの需要は今も根強くあります。そして、保存したいデータの総量はどうしても増えていきます。これまでは6TBや8TBで十分だったのに、ちょっとずつ10TBや12TBの広さが欲しくなっていくというのは自然な流れかもしれませんね」としみじみ語っていた。
●クーラーマスターの強力CPUクーラー「Hyper 612 APEX」が登場
CPUクーラーは、クーラーマスターからサイドフロー型の「Hyper 612 APEX」が1万1000円前後で登場している。
銅製ヒートパイプを6本走らせており、フィンの前後に固定する120mmファンは同社の高静圧モデル「Mobius 120P」を採用。LGA 1851/1700/1200/15xxとSocket AM5/AM4に対応するユニバーサル仕様となっている。高さは159mmだ。
入荷したパソコンSHOPアークは「強力で落ち着いたデザインの空冷が欲しい人にちょうどいいモデルだと思います。グレードの割に高さを抑えているので、相当多くのPCケースに組み込めますし」と高く評価していた。