社員に高い働きがいを感じさせる、サイバーエージェントの3つの施策とは
2024年6月17日(月)9時0分 マイナビニュース
主要な施策は11年前の「あした会議」で決定
サイバーエージェントはエンゲージメントの定量的な測定を行っており、2年前の働きがいに関するアンケート調査では、働きがいを感じる社員の割合が87%と、非常に高い数字になった。村田氏はその要因として、適材適所の取り組みがあると説明する。
同社の適材適所の主な施策は、11年ほど前の「あした会議」で決定されたという。あした会議は、会社の未来につながる制度策や新規事業案、組織改編などを役員と社員がチームとなって提案し、決議して進めていく全社の取り組みだ。
適材適所の取り組みを開始した背景について同氏は、「当時は社員が急激に増えた時期で、事業が多岐に渡り、人材の見落としが起きているという課題感があった。そのような中、ネット企業においては芸術的な人事案は事業アイデアよりも価値が高いという社長の藤田(同社 代表取締役の藤田晋氏)の思想もあり、決議した」と語った。
このときの会議では、全社員のコンディションや得意分野、希望を入力するデータベースを作成すること、データベースは月1回で更新し、その人の気持ち、志向性、チーム状況の変化に対応すること、適材適所を推進する社内エージェント部門(キャリアエージェント)を新設することが決まったという。
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