リスキリングとインキュベーションの二刀流! 日清食品グループのデジタル武装戦略

2024年6月21日(金)9時0分 マイナビニュース

ガートナー ジャパンは6月18日〜19日、年次カンファレンス「ガートナー アプリケーション・イノベーション & ビジネス・ソリューション サミット 2024」を開催した。本稿では、「日清食品グループが推進する”デジタル・リスキリング”全社戦略」の内容をレポートする。
登壇者は、日清食品ホールディングス 執行役員 CIO グループ情報責任者の成田敏博氏と、同 データサイエンス室の粟野志穂氏。
“デジタルを武装”するため、デジタル・リスキリングを推進
講演の冒頭、成田氏は日清食品グループが約3カ月前から、デジタル・リスキリングの全社的な強化を図っていることを説明した。そこには非IT企業ではあるものの、今後の成長にデジタルが欠かせないという考えがあるという。
「食品メーカーもデジタルを最大限活用しなければグローバルカンパニーとして生きていけないと考えています」(成田氏)
この考えから生まれたのが、2018年に全社員に向けて打ち出したメッセージ「DIGITIZE YOUR ARMS(デジタルを武装せよ)」である。同メッセージの下、2019年を「脱・紙文化元年」とし、2020年に「エブリデイテレワーク」を、2023年に「ルーチンワークの50%減」を、2025年には「完全無人ラインの成立」を目標として掲げた。
このように変革のカルチャーを持つ日清食品グループだが、デジタル・リスキリングの取り組みについては、断片的なデジタル教育にとどまり、横断的、包括的ではなかったと成田氏は振り返る。
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