新iPad Airは”ほぼiPad Pro”|できることとできないことを徹底検証!

2019年8月1日(木)13時0分 しむぐらし by BIGLOBE

2019年3月18日に発売された「iPad Air」——。名前こそiPad Airとなっていますが、その中身は従来の10.5インチiPad Proに非常に近いものとなっています。この新しいiPad Airではどんなことができるのか、購入前に知っておきたいポイントを改めて整理してみましょう。

画面は大きいが、サウンドはイヤホン前提

iPad Airのディスプレイサイズは、10.5インチ。本体は、幅174.1mm×250.6mm×6.1mmで、11インチiPad Proに並べると、かなり近いサイズ感であることがわかります。このくらいあれば、電子雑誌を表示してもストレスなく読書できますし、Split View機能などを使って複数アプリの画面を同時に表示しても、十分な表示領域を確保できます。

ディスプレイそのものは、Display P3という従来よりも広い色域に対応しており、環境光に合わせて色味を自然に調整する「True Tone」機能もサポート。画面自体はかなり綺麗なので、高画質の動画を大画面で視聴しても満足できるはず。

 

ストレージは最大256GBのモデルまでを選択できるので、映画をダウンロードしておいて旅先でのビューワーとして楽しむような使い方も期待できます。

 

一点、覚えておきたいのは、iPad Proと比べると内蔵スピーカーのクオリティが劣るということ。iPad Proは端末の4隅にスピーカーを備え、縦向きでも横向きでも臨場感の高いサウンドを楽しめますが、iPad Airは底面にステレオスピーカーを備えるだけです。ただし、iPad AirにはiPad Proとは違い3.5mmイヤホンジャックがあるので、有線イヤホン・ヘッドホンを使えます。

Smart KeyboardがあればノートPC風に使える

iPad Airの大きなメリットの一つは、やはり「Smart Keyboard」(別売)への対応でしょう。

iPad Airは側面にSmart Connectorと呼ばれる端子を備えており、ここにSmart Connector対応のキーボードをマグネットでカチッと装着して使用できます。

 

こうしたキーボードを使うメリットは充電やペアリング操作が一切不要なこと。久しぶりに「キーボードを使いたい!」と思ったそのタイミングで入力操作が行えます。言い換えると、Bluetoothキーボードではありがちな、いざという時にキーボードの電源がきれていて使えないという事態とは無縁です。もちろん、Bluetoothキーボードも使用できるので、必ずしもSmart Keyboardにこだわる必要はありませんが、PCライクに運用したい場合には検討したいところ。

 

また、処理性能については、iPhone XSなどと同じA12 Bionicプロセッサを搭載していることもあり、オフィス系アプリなどもサクサク動かせます。連続使用時間については、Wi-Fiでのインターネット利用が最大10時間。朝から夕方まで丸一日使用可能です。

 

通信に関しては、Wi-Fi+CellularモデルではeSIMにも対応し、設定アプリ内からプリペイドの通信プランを購入できるようになりました。海外旅行先にパソコンがわりに持っていったとしても通信環境を確保しやすいので重宝します。

ちなみに、iPad ProもSmart Connectorを備えているので、純正キーボード目当てだとどちらを選ぶべきか悩むかもしれません。そんな時にチェックしたいのは、ベゼルレスなデザインになった最新のiPad Proに対し、iPad Airは従来デザインを踏襲してTouch ID対応のホームボタンが備わっていることです。例えば、花粉症が酷くてマスクをする機会が多いというような人の場合には、顔認証よりも指紋認証の方が使いやすく感じるかもしれません。

また、コネクタに関しては、iPad AirがLightningであるのに対し、iPad ProはUSB Type-Cとなります。19年秋に予定されるiPadOSへのアップデートでは、よりPCライクな操作が可能になりますし、外部機器との接続を行う上で、どちらの方が都合が良いのかも決め手となるでしょう。

Apple Pencilは第一世代に対応する

iPad Airは第一世代のApple Pencilをサポートします。iPad Proが対応する第二世代のApple Pencilでは、端末側面にマグネットで固定することで勝手に充電できたり、ペン軸をダブルタップすることでペン先を消しゴムに切り替えるようなショートカット操作が行えるのですが、残念ながらそういった機能はiPad Airでは使えません。

 

第一世代のApple Pencilでは、Lightningコネクタに接続して充電することになるので、iPad Airにカチッと差し込むか、アダプタを介してケーブルで充電する必要があります。

 

Apple Pencilの書き心地は第一世代、第二世代ともにさほど変わりません。まさにリアルな鉛筆を思わせる使い心地なので、広い画面を生かしてイラストを作成したりする用途にピッタリです。

一方で、iPad側の仕様はiPad ProとAirでわずかに異なります。iPad Proは「ProMotionテクノロジー」に対応しており、リフレッシュレートが120hzなのですが、iPad Airは同機能に対応しておらずリフレッシュレートは60Hz。

 

リフレッシュレートとは、画面の更新頻度を意味する数字で、要するにペン先を素早く動かしたときに画面上に表示される線がピッタリ付いてくるかどうかを意味します。

ゆっくりした筆の速さで絵を描く分にはiPad Airでもさほど違いは感じませんが、素早くノートアプリにメモを取る場合などには、iPad Proの方が自然な書き心地が再現されると覚えておきましょう。

価格は周辺機器合わせてProの6〜7割

iPad Airの価格は、Wi-Fiモデルで64GBが5万4,800円(税別、以下同)、256GBが7万1,800円。Wi-Fi + Cellularモデルが64GBで6万9,800円、256GBが8万6,800円です。Smart Keyboard(1万7,800円)とApple Pencil(1万800円)を合わせると最小構成で8万3,400円になります。

 

これが11インチiPad Proでは、本体が最小構成で8万9,800円〜、Smart Keyboard Folio(1万9,800円)と第二世代Apple Pencil(1万4,500円)と合わせると12万4,100円〜です。

 

要するにiPad Airを選ぶとコストを7割弱ほどに抑えられます。上述したように性能面での違いも若干ありますが、それでもSmart KeyboardとApple Pencilが使えるので活躍の場は十分にあります。Proシリーズへのこだわりがなければ、Airで十分に満足できると思いますよ。

※本記事に記載の内容は2019年7月現在のものです。

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