タッチ液晶付きピラーレスケースに新作! 人気モデルの後継となる「Y70 Touch Infinite」が話題に

2024年11月4日(月)7時5分 ITmedia PC USER

TSUKUMO eX.に入荷した「Y70 Touch Infinite」

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 複数のPCパーツショップで、HYTEのE-ATX対応ケース「Y70 Touch Infinite」が注目を集めていた。
●682×2560ピクセル表示のタッチ液晶を備えたPCケースが4色デビュー
 2023年12月、3面強化ガラスケース「Y60」の進化モデルとして登場した「Y70 Touch」は、前面の左側面に挟まれたコーナーにタッチパネル液晶を搭載したことで話題を呼んだが、その再出発モデルといえる位置付けだ。
 価格は7万円弱となる。カラーはスノーホワイトとブラック、パンダ(白黒)、ブラック/チェリー(黒赤)の4種類となる。
 基本的な仕様はY70 Touchを踏襲しており、PCIe 4.0 x16対応のライザーカード(垂直配置用)も付属している。主な変更点は、前面と左側面に挟まれたコーナーにある14.1型の10点タッチ操作対応パネル液晶だ。Y70 Touchでは画面解像度が1100×3840ピクセルだったが、Y70 Touch Infiniteでは682×2560ピクセルとなっている。
 ディスプレイの解像度だけを見るとスペックダウンにも映るが、入荷したショップでは好調に売れている。オリオスペックは「元の4Kタッチ液晶がオーバースペック気味だったこともあり、2.5Kになっても実用面では問題ないと判断している人が多いのかもしれませんね。Y70 Touchは欲しい人に行き届かずに枯渇したところがあるので、再出発して入手可能になったことを歓迎する向きもありそうです」と話していた。
●タッチ非対応ながら15.6型 液晶画面付きで3.3万円のZAKMANケース
 タッチ操作は非対応ながら、より大画面の液晶ディスプレイを搭載したPCケースも登場している。ZALMANのATXケース「Z10 DS Black」で、価格は3万3000円弱だ。前面の大部分を占めるドアに1080×1920ピクセル表示対応の15.6型液晶ディスプレイを備えており、取り外して単体のディスプレイとしても使える。
 PCケースとしては、前面と天面に最大360mmのラジエーターを搭載可能で、グラフィックスカードは約395mmまで対応する。外形寸法は約220(幅)×474(奥行き)×488(高さ)mmだ。
 TSUKUMO eX.は「フルHD表示の液晶ディスプレイ付きケースだと考えると、なかなかコストパフォーマンスに優れたモデルだと思います。マシンを飾る演出にも使えますし、メインのゲーミングディスプレイの横にSNSやブラウジング用のサブディスプレイを加えたいときなどに生かせますね」とプッシュしていた。
●サメデザインのケース!? の予約販売がスタート——11月中旬登場予定
 PCケース関連では、サメをモチーフにした個性的なPCフレーム「SHARK X」を採用したCTOマシンの予約販売がオリオスペックでスタートしている。
 SHARK BY INONYは、Cooler Masterが主宰するPC改造コンテスト「Case Mod World Series」の2019年大会の準優勝作品を製品化したもの。2023年12月末に注文受付が始まったスニーカー型フレーム「Sneaker X」は2021年大会の受賞作品であり、同様の背景から生まれた製品といえる。
 オリオスペックのCTOモデル「Shark X AMD Ryzen Complete」は、AMD B650チップセット採用のMini-ITXマザーボードをベースにしており、標準構成では「Ryzen 5 8500G」と32GBメモリ、500GB NVMe SSDを搭載する。グラフィックスカードは標準構成だと非搭載だが、カスタムでGeForce RTX 4080 SUPERまで選択できる。標準構成の価格は74万8000円だ。販売は11月中旬予定となる。
 同店は「現状ではパーツの供給が読めないところがあるので、最新のIntel Z890タイプはラインアップしていませんが、ゆくゆくは追加する可能性があります」という。
●Socket AM4対応の「Ryzen 5 5600T」「Ryzen 3 5300G」が登場
 AMDからは、Socket AM4に対応するCPU「Ryzen 5 5600T」と「Ryzen 3 5300G」が売り出されている。主な仕様と価格は以下の通りだ。
 週末時点で、複数のショップが反響は「ほぼないですね」と話していた。あるショップは「グラフィック機能搭載でRyzen最安が狙える5300Gはまだしも、5600Tについては『Ryzen 5 5600』(1万8000円弱)を在庫しているショップもまだありますからね。価格的にもなかなか存在感が出せない状況が続くかなと思います」という。
 5300Gについても、「最近はエントリークラスのCPUがあまり売れないので、よほど予算を切り詰める人か徹底的に割り切りたい人にしか注目されないかもしれません」(別のショップ)と、そっけないコメントが多かった。

ITmedia PC USER

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