Siriに命令しても声の音量が変わりません!? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
2024年12月18日(水)11時15分 マイナビニュース
洗いものをしているときなど、手が離せない状況で「Siri」は大いに役立ちます。「Hey Siri」に反応するよう設定しておけば、明日の天気を訊ねたり音楽を再生/一時停止したり、口頭でiPhoneの機能を呼び出せます。音楽のボリューム調整も「Hey Siri、音量を大きく(小さく)して」と伝えるだけ、iPhoneに触れる必要はありません。
Siriの声の大きさが気になる場合は、Siriを呼び出しているとき(画面下部にボールが表示されているとき)に、上下のボリュームボタンを押せばOK。Siriは音楽アプリや電話の着信音から独立した音量情報を持つため、Siriの声の大きさだけが変化します。
Siriは自身の声の大きさも口頭での命令で調整できますが、前述したとおり音楽アプリなど他の音量設定から独立しているため、調整の対象がSiriの声の大きさであることをはっきり伝えなければなりません。具体的には、「声を大きく(小さく)して」のように、「音」ではなく「声」であることを明示します。「音量を大きく(小さく)して」では、アプリの音量調整と判断されてしまうのです。
たとえば、Siriの声を最大(最小)ボリュームにするときは「声をできるだけ大きく(小さく)して」と命令します。現在の音楽アプリの音量を確認するときには「現在の音量は?」と訊ねるところ、Siriの声の大きさは「現在の声の大きさは?」と訊ねればOKです。
海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら