日本酒造組合中央会がM.O.F.の称号を持つソムリエによる日本酒とフランス料理のペアリングディナーを開催
PR TIMES2024年3月16日(土)11時16分
~フランス・リヨンでフランスソムリエ協会との共催で実施~
日本酒造組合中央会は、2024年2月19日にフランスソムリエ協会との共催により、リヨン市内のInstitute Lyfeで、フランス文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与されるM.O.F.の称号を持つトップ・ソムリエ7名が日本酒とフランス料理をペアリングするディナーと日本酒セミナー、試飲会を開催。
[画像1: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-ae4e004b76ea9c714604-0.jpg ]
全国約1,700の酒類(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)メーカーが所属する日本酒業界最大の団体である日本酒造組合中央会(以下、中央会)は、2024年2月19日にフランスソムリエ協会との共催により、リヨン市内のInstitute Lyfe(旧ポールボキューズ・インスティテュート)で、フランス文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与されるM.O.F.(Meilleurs Ouvriers de France)の称号を持つトップ・ソムリエ7名が日本酒とフランス料理をペアリングするディナーと日本酒セミナー、試飲会を開催しました。
ディナーに先立ち行われた、料理やホスピタリーを学ぶ同校の学生や関係者に対する日本酒セミナーにおいて、講師のM.O.F.ソムリエのグザビエ・チュイザ氏は、日本酒の知識を広めることの重要性を話し、フランス料理との日本酒によるペアリングの可能性について語りました。また、チュイザ氏は、ワインが料理の青臭さや苦味、酸味に対応することの難しさを挙げつつ 「ワインがペアリングを作りにくいところでも、日本酒ならそれを補うことができる」と日本酒のポテンシャルの高さについて述べました。
ペアリングディナーには、日本から参加した6蔵元、同校の学長とフランスのアルコール業界関係者約40名が参加して行われ、校内にあるミシュラン1つ星のレストラン・セゾンの6皿のフランス料理のコースに合わせ、スパークリングから熟成酒まで6種類の日本酒が提供されました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-1e73c8bf4a07b9d3aae3-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-5f876056dacec3df2248-2.jpg ]
主催者を代表して日本酒造組合中央会理事の宇都宮 仁は、「日本酒がヨーロッパに輸出される契機となったのは、1878年のパリ万博と言われています。はじめてヨーロッパに紹介された日本酒の評価はあまりよくありませんでした。150年後の今、日本酒がフランスガストロノミー界の最高の栄誉をもつM.O.F.の栄冠に輝く方々と、このような素晴らしいペアリングディナーを実施できたことは、日本酒の品質が向上したことのみならず、多様な料理とのペアリングが可能な魅力的な飲料として認知され始めているからに他ならないと思っています。このような素晴らしい機会を頂戴でき、フランスソムリエ協会及びご参加いただいたドニ・ヴェルノー氏を始めとするM.O.F.の皆様に感謝します」と述べました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-9a7b3197208b0d9d4b43-4.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-0dd44a7a422b4d2bf216-3.jpg ]
一皿ごとに、ソムリエたちは、種類の異なる日本酒を紹介し、それぞれの料理との相性の良さを説明しました。日本酒づくりに欠かせない水の重要性について、日本の軟水はピュアな感覚と豊かな口当たりを与えてくれること。また、日本酒が、ワインとの相性があまり良くない食材にも適しているということにも触れました。その理由として、食材とぶつかりにくく、食材の風味に優しく重なるうえに日本酒には天然のアミノ酸が多く含まれているため、卵や魚のような旨味の多い食材と響き合うという説明がありました。
今回、最初のアミューズには、薄濁りのスパークリングが、キノコとオレンジを添えたホタテにはフレッシュな味わいの純米大吟醸が合わせられました。一方、20年以上熟成した酒は、キャベツと唐辛子のジャムが添えられた濃厚な子牛のリ・ド・ヴォ―に合わせて提供されました。最後にデザートのペアリングでは、吟醸酒ベースの柚子酒がクロンヌケーキの下に敷かれた柑橘類のゼリーの味を引き立てていました。このディナーでは、フランス料理とのペアリングにおける日本酒のバラエティーと万能性を改めて証明できたものと言えます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-7b7a8b7e895def8665a5-5.jpg ]
リヨンは、近代フランス料理の母と称されるウジェニー・ブラジエやフレンチの巨匠ポール・ボキューズといった世界的なシェフを数多く輩出しております。その中で世界72ヶ国からの学生が、料理、ホスピタリティ、飲料ビジネスを学ぶ同校でこのイベントが行われたことは大きな意味を持つといえます。
日本酒は、2023年時点で75の国と地域に輸出されており、輸出金額は411億円となっています。フランスへの輸出金額は、10年間で約3.7倍となり、日本酒輸出全体でも同期間で3.6倍になるなど、世界のガストロノミーから愛される飲み物へと進化を遂げています。
中央会は、このような現地での日本酒のペアリングディナーやマスタークラスを通じて日本酒の正しい理解の促進と多様な料理とペアリングできる可能性を広めていくためにこれからも積極的に活動していきます。
[画像7: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-d62a2168d03938d46b53-6.png ]
■日本酒造組合中央会について
全国約1,700社の酒類(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)メーカーが所属する日本酒
業界最大の団体。酒類業界の安定と健全な発展を目的とし、1953年に設立。「國酒(こ
くしゅ)」とされる日本酒、本格焼酎・泡盛について情報発信することで、国内外へ幅広く認知向上させる活動に取り組んでいる。
https://www.japansake.or.jp/
[画像8: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-6f84556ed6b3315436a8-7.png ]
■フランスソムリエ協会(Union de la Sommellerie Francaise)について
フランスソムリエ協会は、パリにメインオフィスを持ち、フランス全土に21の地方支部があります。資格をもつ約5,000名のソムリエ・ソムリエールが所属、彼らの大半は星付きのレストランでサーブするなど、フレンチ界の最前線で活躍している。
https://sommelier-france.fr/
[画像9: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-dc90bed86b5debcde8c8-8.png ]
■M.O.F.(Meilleurs Ouvriers de France)について
国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France、M.O.F.)はフランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される章。M.O.F.は、直訳で「フランスの最優秀職人」であり、フランス文化の優れた継承者として、高い技術を持つ人びとにのみ与えられる称号。1924年にフランス政府が設け、現在では4年に1度コンクール形式で審査が行われる。その頂点に立つと、大統領の名においてM.O.F.称号が授けられ、賞賛と尊敬を一身に受ける。その名誉こそが、日本の「人間国宝」に相当すると言われる所以である。
https://www.meilleursouvriersdefrance.info/accueil.html#page1
日本酒造組合中央会は、2024年2月19日にフランスソムリエ協会との共催により、リヨン市内のInstitute Lyfeで、フランス文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与されるM.O.F.の称号を持つトップ・ソムリエ7名が日本酒とフランス料理をペアリングするディナーと日本酒セミナー、試飲会を開催。
[画像1: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-ae4e004b76ea9c714604-0.jpg ]
全国約1,700の酒類(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)メーカーが所属する日本酒業界最大の団体である日本酒造組合中央会(以下、中央会)は、2024年2月19日にフランスソムリエ協会との共催により、リヨン市内のInstitute Lyfe(旧ポールボキューズ・インスティテュート)で、フランス文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与されるM.O.F.(Meilleurs Ouvriers de France)の称号を持つトップ・ソムリエ7名が日本酒とフランス料理をペアリングするディナーと日本酒セミナー、試飲会を開催しました。
ディナーに先立ち行われた、料理やホスピタリーを学ぶ同校の学生や関係者に対する日本酒セミナーにおいて、講師のM.O.F.ソムリエのグザビエ・チュイザ氏は、日本酒の知識を広めることの重要性を話し、フランス料理との日本酒によるペアリングの可能性について語りました。また、チュイザ氏は、ワインが料理の青臭さや苦味、酸味に対応することの難しさを挙げつつ 「ワインがペアリングを作りにくいところでも、日本酒ならそれを補うことができる」と日本酒のポテンシャルの高さについて述べました。
ペアリングディナーには、日本から参加した6蔵元、同校の学長とフランスのアルコール業界関係者約40名が参加して行われ、校内にあるミシュラン1つ星のレストラン・セゾンの6皿のフランス料理のコースに合わせ、スパークリングから熟成酒まで6種類の日本酒が提供されました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-1e73c8bf4a07b9d3aae3-1.jpg ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-5f876056dacec3df2248-2.jpg ]
主催者を代表して日本酒造組合中央会理事の宇都宮 仁は、「日本酒がヨーロッパに輸出される契機となったのは、1878年のパリ万博と言われています。はじめてヨーロッパに紹介された日本酒の評価はあまりよくありませんでした。150年後の今、日本酒がフランスガストロノミー界の最高の栄誉をもつM.O.F.の栄冠に輝く方々と、このような素晴らしいペアリングディナーを実施できたことは、日本酒の品質が向上したことのみならず、多様な料理とのペアリングが可能な魅力的な飲料として認知され始めているからに他ならないと思っています。このような素晴らしい機会を頂戴でき、フランスソムリエ協会及びご参加いただいたドニ・ヴェルノー氏を始めとするM.O.F.の皆様に感謝します」と述べました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-9a7b3197208b0d9d4b43-4.jpg ]
[画像5: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-0dd44a7a422b4d2bf216-3.jpg ]
一皿ごとに、ソムリエたちは、種類の異なる日本酒を紹介し、それぞれの料理との相性の良さを説明しました。日本酒づくりに欠かせない水の重要性について、日本の軟水はピュアな感覚と豊かな口当たりを与えてくれること。また、日本酒が、ワインとの相性があまり良くない食材にも適しているということにも触れました。その理由として、食材とぶつかりにくく、食材の風味に優しく重なるうえに日本酒には天然のアミノ酸が多く含まれているため、卵や魚のような旨味の多い食材と響き合うという説明がありました。
今回、最初のアミューズには、薄濁りのスパークリングが、キノコとオレンジを添えたホタテにはフレッシュな味わいの純米大吟醸が合わせられました。一方、20年以上熟成した酒は、キャベツと唐辛子のジャムが添えられた濃厚な子牛のリ・ド・ヴォ―に合わせて提供されました。最後にデザートのペアリングでは、吟醸酒ベースの柚子酒がクロンヌケーキの下に敷かれた柑橘類のゼリーの味を引き立てていました。このディナーでは、フランス料理とのペアリングにおける日本酒のバラエティーと万能性を改めて証明できたものと言えます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-7b7a8b7e895def8665a5-5.jpg ]
リヨンは、近代フランス料理の母と称されるウジェニー・ブラジエやフレンチの巨匠ポール・ボキューズといった世界的なシェフを数多く輩出しております。その中で世界72ヶ国からの学生が、料理、ホスピタリティ、飲料ビジネスを学ぶ同校でこのイベントが行われたことは大きな意味を持つといえます。
日本酒は、2023年時点で75の国と地域に輸出されており、輸出金額は411億円となっています。フランスへの輸出金額は、10年間で約3.7倍となり、日本酒輸出全体でも同期間で3.6倍になるなど、世界のガストロノミーから愛される飲み物へと進化を遂げています。
中央会は、このような現地での日本酒のペアリングディナーやマスタークラスを通じて日本酒の正しい理解の促進と多様な料理とペアリングできる可能性を広めていくためにこれからも積極的に活動していきます。
[画像7: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-d62a2168d03938d46b53-6.png ]
■日本酒造組合中央会について
全国約1,700社の酒類(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)メーカーが所属する日本酒
業界最大の団体。酒類業界の安定と健全な発展を目的とし、1953年に設立。「國酒(こ
くしゅ)」とされる日本酒、本格焼酎・泡盛について情報発信することで、国内外へ幅広く認知向上させる活動に取り組んでいる。
https://www.japansake.or.jp/
[画像8: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-6f84556ed6b3315436a8-7.png ]
■フランスソムリエ協会(Union de la Sommellerie Francaise)について
フランスソムリエ協会は、パリにメインオフィスを持ち、フランス全土に21の地方支部があります。資格をもつ約5,000名のソムリエ・ソムリエールが所属、彼らの大半は星付きのレストランでサーブするなど、フレンチ界の最前線で活躍している。
https://sommelier-france.fr/
[画像9: https://prtimes.jp/i/83559/55/resize/d83559-55-dc90bed86b5debcde8c8-8.png ]
■M.O.F.(Meilleurs Ouvriers de France)について
国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France、M.O.F.)はフランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される章。M.O.F.は、直訳で「フランスの最優秀職人」であり、フランス文化の優れた継承者として、高い技術を持つ人びとにのみ与えられる称号。1924年にフランス政府が設け、現在では4年に1度コンクール形式で審査が行われる。その頂点に立つと、大統領の名においてM.O.F.称号が授けられ、賞賛と尊敬を一身に受ける。その名誉こそが、日本の「人間国宝」に相当すると言われる所以である。
https://www.meilleursouvriersdefrance.info/accueil.html#page1
「日本酒」をもっと詳しく
「日本酒」のニュース
-
クリンスイ40周年記念キャンペーン 第一弾 オリジナル獺祭プレゼントキャンペーン5月17日11時0分
-
TVアニメ『アストロノオト』と日本酒カクテルの素「ぽんしゅグリア」がコラボレーション。5月17日(金)より販売開始5月16日18時16分
-
【ご報告】日本酒を呑んで、能登の酒蔵を応援!「令和6年能登半島地震 災害支援チャリティー」5月16日16時46分
-
<開業3周年記念>温泉旅館「ゆがわら風雅」が特別プラン販売 こだわり日本酒やスイーツプレゼント・2024年 5月18日〜7月12日5月16日13時16分
-
スペースシードホールディングスは、Sustainable Food Asiaと津南醸造と協力して、「Sustainable Sake NIGHT 2024」を開催します5月15日19時16分
-
後楽園で“僕と握手”から20年 20周年の『デカレンジャー』が日本酒『酔鯨』とコラボ “テツ”吉田友一「『僕と乾杯』をしよう」5月15日18時30分
-
日本酒テイスティングバー「iriguchiya」2024年5月18日にオープン!!5月15日18時16分
-
パーク ハイアット 京都 京野菜・果実、伊根の日本酒で涼やかな京の夏を堪能するアフタヌーンティー・スイーツコレクション5月15日11時46分
-
仏パリで開催の「VIVA TECHNOLOGY 2024」に採択され、登壇および出展決定!欧州への日本酒のさらなる販路拡大を目指します。5月14日18時46分
-
【先着14名様限定】幻の日本酒を贅沢に飲み比べ|ソガペールエフィス&No.6飲み比べプラン|プレミアム時間無制限飲み放題付き|2024年5月16日(木)〜23日(木)日本酒原価酒蔵新宿総本店で開催5月13日18時16分
経済ニュースランキング
-
1大阪名物「551蓬莱」不正転売に注意促す「責任を負いかねます」 公式ショップや目印を案内【全文】 オリコン
-
2ドライバー不足で修学旅行の貸切バス手配が突然キャンセルに 近畿日本ツーリストは謝罪「総動員して修学旅行の実施に努める」 ねとらぼ
-
3マイナンバーカード普及したけれど「使うところがない」 河野太郎デジタル大臣「何が支障か調査を行う」 TBS NEWS DIG
-
4なぜ西松屋はいつもガラガラなのに潰れないのか…赤ちゃん本舗とは全然違う「売らなくていい」驚愕の店づくり プレジデント社
-
5「犯罪急増」は真っ赤なウソである…どんどん治安は良くなっているのに警察とマスコミが「危険」を煽るワケ プレジデント社