FBIとの緊迫の心理戦…“第2のスノーデン事件”描く『リアリティ』11月公開
シネマカフェ2023年8月25日(金)20時0分
トランプ政権最大の疑惑を暴いた“リアリティ・ウィナー事件”を描いた衝撃作『リアリティ』(原題:REALITY)が11月18日(土)より全国公開されることが分かった。
2017年アメリカ。リアリティ・ウィナーが買い物から帰宅すると、見知らぬ2人の男性に声をかけられる。笑顔を向け自らFBI捜査官だと名乗る彼らは、ある事件に関する捜査を行っていると告げる。「引っ越してどのくらい?」「ペットはいる?」…気さくで穏やかな口調のまま何気ない質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々に不穏な空気を帯びはじめ、ある衝撃の真相へと切り込んでいく…。
本作は、ニューヨークの現代演劇シーンで数々の賞を受賞し“超新星”と評される新進気鋭の劇作家ティナ・サッターの映画監督デビュー作。本年度ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品され、アメリカ国家機密リーク事件で世界中を騒然とさせた女性のFBI尋問音声記録をほぼリアルタイムで完全再現してみせるという衝撃の試みで絶賛を集めた心理スリラーだ。
何気ない会話や息遣い、咳払いひとつに至るまで<一言一句>再現しており、この度解禁された特報でもその緊迫のやり取りが切り取られている。全米に激震が走ったリーク発覚当時の実際のニュース音声が差し込まれ、いかにこの事件が国家的な一大事であったのかがうかがえる。
リアリティがFBI捜査官から落ち着いた声でゆっくりと、しかし威圧感を覚えずにはいられない異様な雰囲気のなか尋問を受け窮地に立たされていく様子からは一触即発の緊張感が漂う。本編ではどんな手に汗握るFBI捜査官とリアリティの心理的な攻防戦が繰り広げられるのか…。
平凡な25歳の若者だったはずの彼女を、“政府の敵”へと変貌させたものとはなんだったのか? その真相が、異常なまでの緊張感とかつて見たことのない圧巻の<リアリティ>をもって解き明かされる。
監督のサッターは、事件の尋問記録について「すでにスリラーが完成されていた。リアリティ・ウィナーとは何者なのかということに完全に夢中になった」と、その強烈でドラマティックな魅力を語る。演劇で培われたシャープで無駄のない演出手腕は、映画初監督となる本作で更にパワーアップ。FBIの尋問記録を、誰も見たことのない手法で息つく暇もないスリリングな心理戦へと昇華させている。
主演は、人気ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で大ブレイクを果たし、いま最も注目される若手俳優シドニー・スウィーニー。本作における繊細かつパワフルな演技は、高く評価された。
併せて解禁となったポスターは、リアリティの戸惑いの表情に黒塗りされたFBI機密文書が浮かび上がり、背後に佇む黒い人影がリアリティを狙っているかのような不吉な予感を漂わせ、彼女の“人生最悪の日”の一場面を暗示するようなビジュアルに仕上がっている。
そして「正義感は、悪なのか」という簡潔ながら力強いキャッチコピーは、毎日浴びるように情報に触れ一瞬で善悪の価値観が揺らぐこのサイバー社会で、誰もがふとしたことから突然<悪>と認定されてしまうかもしれない、日常に潜む恐怖をじわりと感じさせる。
リアリティ・ウィナーの人生は、アカデミー賞®受賞作『コーダ あいのうた』のエミリア・ジョーンズ主演で『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の脚本家スザンナ・フォーゲルが監督を務める『Winner(原題)』で伝記映画化されることも決定している。
【リアリティ・ウィナー事件とは】
2017年、米国家安全保障局(NSA)の契約社員だった25歳のリアリティ・ウィナーが逮捕された。その罪状は<国家機密の漏洩>。ロシアのハッカーによる2016年アメリカ大統領選への介入疑惑に関する報告書をメディアにリークしたという衝撃的なものだった。
「トランプ大統領誕生は、ロシア政府に仕組まれたものだった?」トランプ政権を揺るがすそのセンセーショナルなニュースは世界中を驚愕させ、個人の情報漏洩罪として史上最長となる懲役5年の刑を言い渡されたリアリティは、一躍<第2のスノーデン>として注目の的となった。
『リアリティ』は11月18日(土)よりシアター・イメージフォーラム、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。
2017年アメリカ。リアリティ・ウィナーが買い物から帰宅すると、見知らぬ2人の男性に声をかけられる。笑顔を向け自らFBI捜査官だと名乗る彼らは、ある事件に関する捜査を行っていると告げる。「引っ越してどのくらい?」「ペットはいる?」…気さくで穏やかな口調のまま何気ない質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々に不穏な空気を帯びはじめ、ある衝撃の真相へと切り込んでいく…。
本作は、ニューヨークの現代演劇シーンで数々の賞を受賞し“超新星”と評される新進気鋭の劇作家ティナ・サッターの映画監督デビュー作。本年度ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品され、アメリカ国家機密リーク事件で世界中を騒然とさせた女性のFBI尋問音声記録をほぼリアルタイムで完全再現してみせるという衝撃の試みで絶賛を集めた心理スリラーだ。
何気ない会話や息遣い、咳払いひとつに至るまで<一言一句>再現しており、この度解禁された特報でもその緊迫のやり取りが切り取られている。全米に激震が走ったリーク発覚当時の実際のニュース音声が差し込まれ、いかにこの事件が国家的な一大事であったのかがうかがえる。
リアリティがFBI捜査官から落ち着いた声でゆっくりと、しかし威圧感を覚えずにはいられない異様な雰囲気のなか尋問を受け窮地に立たされていく様子からは一触即発の緊張感が漂う。本編ではどんな手に汗握るFBI捜査官とリアリティの心理的な攻防戦が繰り広げられるのか…。
平凡な25歳の若者だったはずの彼女を、“政府の敵”へと変貌させたものとはなんだったのか? その真相が、異常なまでの緊張感とかつて見たことのない圧巻の<リアリティ>をもって解き明かされる。
監督のサッターは、事件の尋問記録について「すでにスリラーが完成されていた。リアリティ・ウィナーとは何者なのかということに完全に夢中になった」と、その強烈でドラマティックな魅力を語る。演劇で培われたシャープで無駄のない演出手腕は、映画初監督となる本作で更にパワーアップ。FBIの尋問記録を、誰も見たことのない手法で息つく暇もないスリリングな心理戦へと昇華させている。
主演は、人気ドラマ「ユーフォリア/EUPHORIA」や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で大ブレイクを果たし、いま最も注目される若手俳優シドニー・スウィーニー。本作における繊細かつパワフルな演技は、高く評価された。
併せて解禁となったポスターは、リアリティの戸惑いの表情に黒塗りされたFBI機密文書が浮かび上がり、背後に佇む黒い人影がリアリティを狙っているかのような不吉な予感を漂わせ、彼女の“人生最悪の日”の一場面を暗示するようなビジュアルに仕上がっている。
そして「正義感は、悪なのか」という簡潔ながら力強いキャッチコピーは、毎日浴びるように情報に触れ一瞬で善悪の価値観が揺らぐこのサイバー社会で、誰もがふとしたことから突然<悪>と認定されてしまうかもしれない、日常に潜む恐怖をじわりと感じさせる。
リアリティ・ウィナーの人生は、アカデミー賞®受賞作『コーダ あいのうた』のエミリア・ジョーンズ主演で『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の脚本家スザンナ・フォーゲルが監督を務める『Winner(原題)』で伝記映画化されることも決定している。
【リアリティ・ウィナー事件とは】
2017年、米国家安全保障局(NSA)の契約社員だった25歳のリアリティ・ウィナーが逮捕された。その罪状は<国家機密の漏洩>。ロシアのハッカーによる2016年アメリカ大統領選への介入疑惑に関する報告書をメディアにリークしたという衝撃的なものだった。
「トランプ大統領誕生は、ロシア政府に仕組まれたものだった?」トランプ政権を揺るがすそのセンセーショナルなニュースは世界中を驚愕させ、個人の情報漏洩罪として史上最長となる懲役5年の刑を言い渡されたリアリティは、一躍<第2のスノーデン>として注目の的となった。
『リアリティ』は11月18日(土)よりシアター・イメージフォーラム、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。
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