レーサム元会長(60)ら逮捕の違法薬物事件 発端は女子大生が訴えた「性被害」だった〈アテンダーに高額パパ活で呼び出されて…〉
2025年5月17日(土)21時40分 文春オンライン
5月12日、東京都千代田区内で違法薬物を所持したとして、不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者(60)と、職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された事件。逮捕劇の発端は、現場にいた「第三の女」である女子大生の「性被害」の訴えだったことが「 週刊文春 」の取材でわかった。その中身とは——。

港区界隈では“有名人”だった田中容疑者
「田中と奥本の2人は2024年6月24日、大手町の高級ホテル『アマン東京』内で覚せい剤0.208グラムとコカイン0.859グラムを所持していた疑いがもたれている。容疑者らと他複数人が滞在していた部屋でトラブルが起き、警察が駆けつけていました。2人が去ったのち、部屋を調べたところ覚せい剤2袋とコカイン1袋が見つかったとのことです」(社会部記者)
警視庁が千葉県内の病院に入院中だった田中の逮捕に踏み切ると、衝撃が広がった。田中が1992年に創業した不動産投資会社「レーサム」は、わずか9年でJASDAQに上場(現在は東証プライム上場ヒューリックがTOB=株式公開買い付けで完全子会社化)。21年11月までレーサムの取締役会長を務めた田中は業界の風雲児として知られてきた。それに加え、港区界隈では別の理由で有名だった。
「田中は『アテンダー』と呼ばれる男性に高額な謝礼を払い、若い女性を用意してもらっていた。主にキャバクラ嬢やインフルエンサー、セクシー女優ら『港区女子』がターゲット。ホテルに複数の若い女性を呼び出し、『エンターテインメント』と称した卑猥な行為をさせる。女性にも報酬として大金を支払うので“高額案件パパ”として有名でした」(港区の飲食店経営者)
発端は女子大生が訴えた「性被害」だった
一方で、同じく逮捕された奥本の“美貌”に注目が集まった。京都府出身で上京後は大手広告代理店に勤めていたが、退職後は職が定まらなかったという。そんな時、“高額案件パパ”からお呼びがかかったのだ。奥本容疑者の知人が語る。
「奥本は、地下アイドルをやったり、レースクイーンやグラビアなどのタレント業をやったり、定職のない子だった。最近では六本木のキャバクラに勤務していたが、不定期出勤だったし、フラフラと流れに身を任せて生きているタイプだった。そんな中で田中と出会い、高額案件にどっぷり浸かった。常連だったと聞いています」
逮捕容疑にもある24年6月24日には、田中の言う「エンターテインメント」の常連であった奥本のほかに、もう一人の女性が同席していた。今月16日になって新たに田中らと共同で薬物を所持したなどとして逮捕された、東京科学大学に通う女子大学生、小西木菜容疑者(21)だ。
実は、今回の一連の逮捕劇は、前述の6月24日、小西が受けたとされる「性被害」が発端となっている。
「小西はこの日『アマン東京』に『パパ活』で呼び出され、田中の指示で奥本とともに卑猥な行為をさせられていた。その際に身の危険を感じ、小西の知人が踏み込んで、警察も駆けつけるトラブルになったのです。その後の昨年8月9日には、小西が田中による性的な行為の強要によって心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを負ったとして、不同意性交等致傷罪で告訴状を提出。丸の内署が受理していたのです」(同前)
一体、ホテルでは何が行われていたのか。「週刊文春」は小西が提出していた告訴状を入手。そこには事件の全貌が綴られていた——。
◇
17日配信の「 週刊文春 電子版 」では記事の続きを掲載中。田中が、薬物と暴力を用いてパパ活女子を支配していた事件の“全貌”を伝えている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)
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