捜査書類にウソの記載容疑で警部補逮捕…静岡県警、酒気帯び運転で現行犯逮捕した男性を14時間後に釈放
2025年5月17日(土)12時37分 読売新聞
静岡県警察本部
酒気帯び運転事件の捜査書類に虚偽の内容を記載したとして、静岡県警は16日、浜松中央署交通1課警部補(56)を虚偽有印公文書作成容疑で逮捕した。
発表によると、警部補は12日未明に浜松市内で発生した乗用車の単独事故の処理にあたり、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で60歳代の男性を現行犯逮捕した際、虚偽の内容の捜査書類を作成した疑い。調べに対して容疑を認めているが、県警は「捜査に支障が出る」として、虚偽の内容を明らかにしていない。
書類の虚偽は他の捜査員が気づき、逮捕された男性は約14時間後に釈放された。県警は任意で捜査を続けている。佐藤弘道警務部長は「誠に遺憾。事実関係を調査の上、厳正に対処していく」としている。