もしここが浸水したら…?東日本大震災から10年、進化する疑似体験アプリ いざという時の備えを
甚大な被害をもたらした2011年3月11日の東日本大震災から今日で10年。被災地で暮らす人からは「11日だけでも家族や大切な人と防災について考えて」といったメッセージも発信されている。あの日のことを伝えるため、いざという時に備えるための選択肢の一つとして、今はアプリを活用することもできる。拡張現実(AR)技術を活用した浸水などの疑似体験アプリも登場している。
「ARお天気シミュレーター」は、今いる場所の浸水などの災害をスマートフォンで擬似的に体験できるアプリ。AR技術を活用し周囲が浸水した様子を視覚的にわかりやすく表現することで、よりリアルに体感することができる。
アプリを起動するとスマホのカメラ越しの景色に、災害発生時の状況が映し出される。浸水モードの「シミュレーション」では、任意の浸水深で目の前が浸水した様子を体感。水深は画面上で10cm単位で設定可能で、浸水が50cmになった場合や1mになった場合、今見ている景色がどのように変化するのかをスマホの画面に表示する。水流や水の色も指定することが可能で、浸水の状況をリアルに体験することができる。
「現在地の情報」にすると、ユーザーの位置情報から、想定できる最大規模の降雨で河川が氾濫した場合の浸水リスクを確認することができる。ユーザーの位置情報と国土交通省が発表している洪水浸水想定区域データとを照らし合わせ、想定される浸水深を画面上に表示。場所や時間を問わず、スマホで簡単に浸水リスクを把握することができるため、事前の水害対策などに役立てることができる。
「ARお天気シミュレーター」はウェザーニューズが、神奈川歯科大学歯学部の板宮朋基教授が開発した「Disaster Scope」の技術を活用したアプリ。浸水被害の疑似体験のほかに雨や雪などの天気についてもシミュレーションすることができる。
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