OSSに生きるマーケター吉政が語る「IT市場深読み」 第14回 数学が苦手だった私が全国二桁位になれた方法
マイナビニュース2024年3月12日(火)8時5分
こんにちは。吉政でございます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタル化戦略など、企業が今まで以上にデータを有効活用するようになってきました。これに伴い、データ分析力を高めるべく、プログラミング未経験の方がPythonを学ぶ方も増えています。
最近では、リスキリングとして未経験からプログラミングを始める人も多くなってきています。例えば、Python 3 データ分析試験の受験者も4割が非エンジニアの方で、注目の高さがうかがえます。Pythonのようなスクリプト言語は学びやすいという側面もあります。
プログラミング未経験の方がデータ活用においてつまずく一つの要素に数学があります。そこで、今回はプログラミング未経験の方向けに、筆者が数学を克服した方法を紹介します。
「なんだ、そんなこと!?」と思われるかもしれませんが、実際に数学を克服した人がいると勇気が出るかもしれないと思い、恥ずかしながら紹介します。
数学が苦手だった筆者がどう変化したか?
筆者は中学校の頃は数学が苦手で、高校受験時の模擬試験の数学の偏差値は50から60程度でした。それから3年が経ち、大学受験をする3年生の頃は全国模試でおおよそ全国二桁位くらいになり、学年で1番ではなかったのは最後のテスト1回のみでした。
そして、それから30年後、お客様先で、抜き打ちで「吉政さん、学力テストやってみない?」と言われてやってみたところ、数学は偏差値で70をチョット超えました。昔ほどではないにしろ、30年たっても覚えているもんですね。
では、筆者が数学が得意になるために何をやったのか。それは実にシンプルであり、誰でも同じことをすれば、おおよそ数学が理解できるようになると思っています。
Pythonを学ぶ場合、どのレベルまで数学ができればよいのか
AIや機械学習、ビッグデータやデータ分析、各種自動化にWebなど、Pythonが強い分野は幅広いので、一概に必要な数学のレベルを断じることはできません。
ただ、一番多く質問をいただくのは「データ分析を学びたいのですが、数学はどの程度知っておいたほうが良いですか?」というものなので、今回はデータ分析に絞ってお話します。
データ分析の場合、数学が得意になる必要はないですが、必要なレベルの数学を理解できることが大事だと考えています。具体的には数式が理解できればほぼOKと思っています。
数学の苦手を克服するためのステップ1
そこで、数学が苦手な人に伝えたいのが、Amazonで【人気の】分かりやすい数学の本を読んでみることです。読む順番は以下です。
(1)分かりやすい高校数学の書籍をまず見て、理解しにくい時は(2)に進む
(2)分かりやすい中学校数学の書籍をまず見て、理解しにくい時は(3)に進む
(3)最後は、分かりやすい小学校の書籍から理解を始める
(1)や(2)で理解できる人はその書籍を何回か読んで理解した上で、さかのぼっていくのがいいです。
このステップを踏むことで、自分がどこでつまずいているかがわかるはずです。
「数学が苦手なのに、数学の本を何冊も読まないといけないんですか??」と思う人もいるかもしれませんが、プログラミングに数式はつきものです。そして、苦手だった数学が理解できるようになると、もう楽しくて仕方ないですよ。それができると手に職がつくことになると思うのです。
数学の苦手を克服するためのステップ2
ステップ1でつまずいた場所がわかったら、そのジャンルの人気の数学の問題集を何回も解くことを勧めます。筆者の場合、1冊5回づつ解いていました。5回解いたら、難易度を上げてみましょう。
そして、苦手分野を克服できたら、ステップ1のレベルを上げていき、理解できていないところをなくしながら、ゴールである高校数学まで理解できるようにするのです。一度学校の時に学んでいるはずなので、当時より理解は早いはずです。
まとめ
今回のテーマである「数学を克服するコツ」は、ゴールである高校数学から中学校、小学校とさかのぼって苦手な部分を見つけ、それを評価が高い問題集で5回解いて、不得手な箇所をつぶしていくことでした。
地道ですが、この方法なら確実に数学ができるようになります。そして、あるタイミングから、今までわからなかった数字の概念が、神のお告げのようにわかるようになると思います。
興味がある方は、ぜひ試してみてください。
吉政忠志 業界を代表するトップベンチャー企業でマーケティング責任者を歴任。30代前半で同年代国内トップクラスの年収を獲得し、伝説的な給与所得者と呼ばれるようになる。現在は、吉政創成株式会社 代表取締役、プライム・ストラテジー株式会社 取締役、一般社団法人PHP技術者認定機構 代表理事、一般社団法人Rails技術者認定試験運営委員会、BOSS-CON JAPAN 理事長、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事を兼任。 この著者の記事一覧はこちら
DX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタル化戦略など、企業が今まで以上にデータを有効活用するようになってきました。これに伴い、データ分析力を高めるべく、プログラミング未経験の方がPythonを学ぶ方も増えています。
最近では、リスキリングとして未経験からプログラミングを始める人も多くなってきています。例えば、Python 3 データ分析試験の受験者も4割が非エンジニアの方で、注目の高さがうかがえます。Pythonのようなスクリプト言語は学びやすいという側面もあります。
プログラミング未経験の方がデータ活用においてつまずく一つの要素に数学があります。そこで、今回はプログラミング未経験の方向けに、筆者が数学を克服した方法を紹介します。
「なんだ、そんなこと!?」と思われるかもしれませんが、実際に数学を克服した人がいると勇気が出るかもしれないと思い、恥ずかしながら紹介します。
数学が苦手だった筆者がどう変化したか?
筆者は中学校の頃は数学が苦手で、高校受験時の模擬試験の数学の偏差値は50から60程度でした。それから3年が経ち、大学受験をする3年生の頃は全国模試でおおよそ全国二桁位くらいになり、学年で1番ではなかったのは最後のテスト1回のみでした。
そして、それから30年後、お客様先で、抜き打ちで「吉政さん、学力テストやってみない?」と言われてやってみたところ、数学は偏差値で70をチョット超えました。昔ほどではないにしろ、30年たっても覚えているもんですね。
では、筆者が数学が得意になるために何をやったのか。それは実にシンプルであり、誰でも同じことをすれば、おおよそ数学が理解できるようになると思っています。
Pythonを学ぶ場合、どのレベルまで数学ができればよいのか
AIや機械学習、ビッグデータやデータ分析、各種自動化にWebなど、Pythonが強い分野は幅広いので、一概に必要な数学のレベルを断じることはできません。
ただ、一番多く質問をいただくのは「データ分析を学びたいのですが、数学はどの程度知っておいたほうが良いですか?」というものなので、今回はデータ分析に絞ってお話します。
データ分析の場合、数学が得意になる必要はないですが、必要なレベルの数学を理解できることが大事だと考えています。具体的には数式が理解できればほぼOKと思っています。
数学の苦手を克服するためのステップ1
そこで、数学が苦手な人に伝えたいのが、Amazonで【人気の】分かりやすい数学の本を読んでみることです。読む順番は以下です。
(1)分かりやすい高校数学の書籍をまず見て、理解しにくい時は(2)に進む
(2)分かりやすい中学校数学の書籍をまず見て、理解しにくい時は(3)に進む
(3)最後は、分かりやすい小学校の書籍から理解を始める
(1)や(2)で理解できる人はその書籍を何回か読んで理解した上で、さかのぼっていくのがいいです。
このステップを踏むことで、自分がどこでつまずいているかがわかるはずです。
「数学が苦手なのに、数学の本を何冊も読まないといけないんですか??」と思う人もいるかもしれませんが、プログラミングに数式はつきものです。そして、苦手だった数学が理解できるようになると、もう楽しくて仕方ないですよ。それができると手に職がつくことになると思うのです。
数学の苦手を克服するためのステップ2
ステップ1でつまずいた場所がわかったら、そのジャンルの人気の数学の問題集を何回も解くことを勧めます。筆者の場合、1冊5回づつ解いていました。5回解いたら、難易度を上げてみましょう。
そして、苦手分野を克服できたら、ステップ1のレベルを上げていき、理解できていないところをなくしながら、ゴールである高校数学まで理解できるようにするのです。一度学校の時に学んでいるはずなので、当時より理解は早いはずです。
まとめ
今回のテーマである「数学を克服するコツ」は、ゴールである高校数学から中学校、小学校とさかのぼって苦手な部分を見つけ、それを評価が高い問題集で5回解いて、不得手な箇所をつぶしていくことでした。
地道ですが、この方法なら確実に数学ができるようになります。そして、あるタイミングから、今までわからなかった数字の概念が、神のお告げのようにわかるようになると思います。
興味がある方は、ぜひ試してみてください。
吉政忠志 業界を代表するトップベンチャー企業でマーケティング責任者を歴任。30代前半で同年代国内トップクラスの年収を獲得し、伝説的な給与所得者と呼ばれるようになる。現在は、吉政創成株式会社 代表取締役、プライム・ストラテジー株式会社 取締役、一般社団法人PHP技術者認定機構 代表理事、一般社団法人Rails技術者認定試験運営委員会、BOSS-CON JAPAN 理事長、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事を兼任。 この著者の記事一覧はこちら
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