バンドーン、水素レーシングプロジェクト“ミッションH24”開発チームに参加
元マクラーレンF1のレギュラードライバーで、現在はメルセデス陣営からABBフォーミュラE世界選手権に参戦しているストフェル・バンドーンが“ミッションH24”プロジェクトに参加し、水素を燃料とするFCVプロトタイプカーの開発ドライバーに追加された。
2021年シーズン、フォーミュラE参戦と並行してJOTAスポーツからWEC世界耐久選手権へのフル参戦が予定されているバンドーン。28歳のベルギー人は、すでにプロジェクトの一員であり、フォーミュラEではライバルとなるノーマン・ナトのチームに加わり、このプロジェクトを強化することになる。
しかし、このふたりのドライバーは今年、プロジェクトが計画しているミシュラン・ル・マン・カップでのレースプログラムには参加しない見通しだ。ミッションH24は当該プログラムへの参加パイロットをまだ明らかにしていない。
「ストフェル・バンドーンとノーマン・ナトは、エレクトリック-ハイドロゲンエンジン(燃料電池)を搭載した2台のプロトタイプのパフォーマンス開発をスピードアップさせるために必要なコンビだ」と語るのは、チーム代表のジャン・ミシェル・ブレッシュ。
「彼らは世界でもっとも速いサーキットレーシングドライバーのひとりだ。彼らはまた、技術チームで仕事をするのが好きなふたりだ。だから、私たちは彼らと一緒にクルマが与えられるものの限界に常にいることを知っている」
「レーシングプロトタイプ、チーム、プログラムは、チェーンの最初から最後まで最高の人々によってレベルが継続的に引き上げられている場合にのみ進歩することができる。このチェーンの最後のリンクはドライバーだ」
「ストフェルとノーマンは、パフォーマンスの分野でのノウハウと、特に新世代のフォーミュラEレーシングカーでの経験を私たちにもたらしてくれる」
「すでに非常に充実したスポーツプログラムに加えて、ふたりが我々のベンチマークドライバーを引き受けてくれたことを非常にうれしく思っている」
グリーンGTが設計したFCVプロトタイプは2020年9月に軽量バージョンの『H24』が発表された後、第2世代となっている。
ミッションH24への参加が決定したバンドーンは「僕が熱心になる理由はいくつかある」とコメント。
「第一にこの革新的なプログラムに参加することは、モータースポーツの未来のひとつであり、僕のように革新に情熱を注ぐドライバーにとって絶好の機会なんだ」
「そして友人であるノーマン・ナトと一緒に仕事をすることになったこともとても喜ばしいことだね。僕たちはサーキットの外ではいつも友人だった。良きライバルだったけど、チームメイトではなかった」
「そんななか、ついに彼が2年前から取り組んできたプロジェクト、つまり水素燃料電池を耐久レースで競争力のあるものにするためのプロジェクトで、チームメイトとして一緒に仕事をすることになったんだ」
「それは僕が大好きなスポーツであり、技術的な挑戦だ。新しいH24プロトタイプのステアリングを握るのが待ち遠しいよ!」
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