バーレーンで行う第2回F1プレシーズンテストで観客の入場が可能に。セッションは生中継を予定
バーレーン・インターナショナル・サーキットは、3月10日から12日に開催予定の2022年第2回F1プレシーズンテストのセッションを一般公開することを明らかにした。
主催者は今週、サーキットに観客が入場できるようになることをツイッターで発表した。「チケット販売と詳細については今後数日中に発表予定」と公式アカウントは述べている。バーレーンでのテストでは3日間を通してカメラが入り、完全生中継が各ソーシャルメディアを通して行われ、イギリスでは『Sky Sports F1』が中継を行うと見られる。
一般の観客がコース上で今年のマシン10台すべてを目にするのは、これが初めての機会になる。スペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットで予定されている第1回プレシーズンテストは、スペインの現在の新型コロナウイルスに関する規制のため一般には公開されない。記者はパドックに入り状況をレポートするが、最初のテストではテレビ中継は行われない。その代わりに、60分にまとめた番組が『F1 TV』で配信される予定だ。
プレシーズンテストは、通常は限られた人数の観客しか集まらない。しかしながら18インチタイヤの導入を含む最新のレギュレーション変更によって、関心は高まるかもしれない。
一部の小規模チームはFIAに対し、バルセロナテストを5日間に延長するよう求めた。彼らのシミュレーターは最先端のものではなく、準備の点で大規模チームに後れをとることを懸念しているためだ。しかしながらこの提言はFIAに却下された。
12月の2021年シーズン最終戦アブダビGPは、最終ラップでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がルイス・ハミルトン(メルセデス)からタイトルを奪ったことで注目を集めた。これにより、バーレーンテストの入場者数はF1人気の上昇によって増加する可能性もある。
バルセロナテストを前にすでに4チームが新車発表会の日程を発表しており、アストンマーティンが2月10日、マクラーレンが2月11日、フェラーリが2月17日、メルセデスが2月18日となっている。
各チームはまた、公式テストの前にバルセロナでフィルミングデーを開催することもできる。これによりチームは、スポンサーシップやPR目的の撮影のために、限られた距離のなかで最新マシンを走行させることが可能だ。なおフィルミングデーは、1年に2回まで実施が許されている。
サーキットの主催者は、グラミー賞を受賞したプロデューサー/ソングライター/DJのアフロジャックが、開幕戦バーレーンGPの金曜日の夜にパフォーマンスを行うことも発表した。F1のチケット所有者全員が無料で入場できるという。早期割引チケットは公式ウェブサイトで販売中だ。
「バーレーン」をもっと詳しく
「バーレーン」のニュース
-
レッドブル&HRC密着:2戦連続1-2フィニッシュで圧勝。終盤はリスクを冒さず冷静にバックマーカーを処理3月10日16時4分
-
【角田裕毅F1第2戦分析】ライバルの戦略に阻まれた決勝。ペースにも疑問が残る「入賞できる速さがあったかわからない」3月10日14時23分
-
【宮田莉朋F2密着】開幕戦の収穫と初走行ジェッダ市街地で受けた洗礼。未来への大切な糧3月10日0時57分
-
レッドブル&HRC密着:混戦の予選で「完璧と言ってもいい」ラップを披露しポール獲得。一方でチーム内には暗雲が漂う3月9日14時46分
-
リカルド、期待外れの予選に困惑「バーレーンでは自分に問題があったが、今回は謎」RB/F1第2戦3月9日7時40分
-
レッドブル&HRC密着:接戦予想のサウジアラビア。初日のクルマは良好も「もっと何かが必要」と昨年の勝者ペレス3月8日14時10分
-
【角田裕毅F1第2戦分析】互いの理解と反省を経てサウジアラビアへ。ロングランとデータ収集に徹した初日は11番手3月8日12時28分
-
マクラーレンと相性の悪いバーレーンでの結果に勇気づけられたピアストリ「スタートとしては悪くない」3月7日7時10分
-
バーレーンGPは「問題が多すぎた」とフェラーリF1代表。一方で終盤はペレスよりサインツの方が速かったと前向きな点も3月7日7時0分
-
【全ドライバー独自採点&ベスト5/F1第1戦】完璧なフェルスタッペンと唯一レッドブルに挑んだサインツ3月7日6時52分