NASCAR:2018年で現役引退のダニカ・パトリック、デイトナ500への参戦チームが確定

AUTOSPORT web2018年1月25日(木)17時0分

 2018年のデイトナ500とインディ500に参戦した後に現役を引退すると表明しているダニカ・パトリックは、2月18日に決勝が行われるモンスターエナジーNASCARカップ第1戦デイトナ500に、プレミアム・モータースポーツから参戦すると発表した。


 ダニカは、サラ・フィッシャー以来ふたり目のフル参戦女性ドライバーとして2005年にインディカーデビュー。2008年のインディジャパンでは、女性ドライバー初の優勝も手にしている。


 2012年にはNASCARへ転向してレース活動を続けてきたが、2017年11月、2018年2月のデイトナ500と5月の第102回インディ500へ参戦した後、レースキャリアに幕を下ろすと発表した。


 この2レース参戦計画は“ダニカ・ダブル”と呼ばれ注目を集めているが、ダニカは思うようにシートを確保できなかったようで、デイトナ500決勝まで1カ月を切った時点でも参戦チームをアナウンスできずにいた。


 そんななか、“ダニカ・ダブル”で彼女をサポートする大手IT企業『GoDaddy(ゴーダディ)』とダニカは1月22日にリリースを発表。デイトナ500ではジェイ・ロビンソンがチームオーナーを務めるプレミアム・モータースポーツから参戦し、カーナンバー7のシボレー・カマロを走らせると明らかにした。


 あわせて、ダニカが走らせるカーナンバー7のクルーチーフには2010〜12年まで彼女とともにNASCARエクスフィニティを戦ったトニー・ユーリーJr.が就くことも発表された。


 リリースのなかでダニカは「これまでも言ってきたとおり、ここまで完璧なシナリオを書くことはできないと思う。すべてが綺麗にはまった」と述べている。


「ゴーダディのグリーンカラーをまとったカーナンバー7のカマロを、トニーJr.と走らせる。これは私のNASCARラストレースをより魅力的なものにしてくれるわ」


 チームオーナーのロビンソンも「長い間、水面下で話を進めてきた」とコメントした。


「ようやく契約をまとめることができたから、デイトナに向けてカーナンバー7を仕上げることに100%集中できる。去年のデイトナ500で我々は8位フィニッシュを経験している」


「ダニカにとって最後となるNASCARレースで、彼女が最高の結果を手にできるようチーム一丸となり全力を尽くす」


 なお、“ダニカ・ダブル”のもう一戦、第102回インディ500の参戦体制については依然としてアナウンスされていない。


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