15年ぶりのWRC復帰! DTM&WorldRX王者エクストロームが北極圏ラリー参戦へ
サーキットレースとラリークロス、その両方で成功を収めたマルチチャンピオンであるマティアス・エクストロームは2月26〜28日、北欧フィンランドで開催されるアークティック・ラリー・フィンランドに参戦し、15年ぶりにWRC世界ラリー選手権への復帰を果たす。
DTMドイツ・ツーリングカー選手権を2度制し、WorldRX世界ラリークロス選手権でもワールドチャンピオンに輝いたエクストローム。42歳のスウェーデン人は2006年以来、15年ぶりにラリー競技の最高峰シリーズに戻ろうとしている。
エクストロームのWRCデビューは1994年まで遡る。母国のラリー・スウェーデンで、グループNのミツビシ・ランサーエボリューションIVをドライブした。10年後の2004年に同じくグループNのランサーエボリューションVIIを駆り、スウェーデンとカタルーニャでクラス優勝。2005〜06年にはシュコダのWRカー、ファビアWRCのステアリングを握っている。
そんな彼は雪と氷に覆われた北極圏が舞台となるWRC第2戦アークティックに、自身が率いるEKS JCチームからエントリーし、シュコダ・ファビア・ラリー2エボでWRC3を戦う予定だ。
コドライバーは元ジュニアWRC(JWRC)チャンピオンドライバーであるエミル・バーグヴィストが務める。このペアは今年1月、サウジアラビアで行われたダカールラリー2021でもコンビを組んでいる。
「僕にとってラリーは生涯にわたる情熱であり、アークティック・ラリー・フィンランドに行くことは、バケットリストにあった夢がついに実現することを意味する」と語ったエクストローム。
「北極圏で開催されるWRCのラウンドでは氷と雪の上を何百キロも走り続けることになる。これは今季、エクストリームEに挑戦するなどラリーへの情熱を新たにする上で、僕にとって絶好のイベントだ」
「サウジアラビアの砂漠で行われたダカールラリーから、フィンランド北部の北極圏への移動は、誰もが想像できる最大のコントラストだろう」
「僕のことを知っている人なら誰でも知っていると思うけど、僕は勝つことが好きだから、このクラスのレギュラードライバーたちと精一杯戦うつもりだ」
本番前に2日間のテストを行うことを予告したエクストロームは、「ソーシャルメディアを通じてラリーの舞台裏をファンに伝える予定だ」と付け加えた。
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