BATとスポンサー契約を結んだマクラーレンF1、タバコ産業との関連を否定。「技術変革の過程に手を貸したい」
マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは、新スポンサーのブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)とチームの提携関係を擁護し、タバコ産業との関連性はないと主張している。
BATは1999年から2006年の間にF1で大きな存在感を築き上げていた。同社はBARチームを共同所有し、ラッキーストライクのブランドを宣伝していたのだ。その後、2006年の終わりにヨーロッパでタバコ広告が全面的に禁止され、その影響を受けたBATはスポンサー活動を終了した。
マクラーレンは11日、BATとの複数年契約を発表した。契約は同社の“潜在的にリスクが低減された商品”の宣伝を軸としたもので、開始されるプログラムは“A Better Tomorrow”と呼ばれている。このコンセプトは、フェラーリが2018年の日本GPからロゴをマシンに掲げたフィリップモリス インターナショナル(PMI)のキャンペーンプロジェクトである“Mission Winnow”に類似している。
しかしPMIの取り組みに対し、オーストラリア当局は“Mission Winnow”のプログラムが同国のタバコ広告を規制する法律に違反しているとして、調査を開始した。
BATとの提携関係や、タバコ会社が裏口からF1に戻ってくるのか否かを尋ねられたブラウンは、そうした見解を一蹴し、マクラーレンがタバコ産業と関係を持っていることを否定した。
彼は、「BATはモータースポーツにおいて長い歴史のある素晴らしい企業だ」と14日に行われた2019年の体制発表会で語った。
「我々のパートナーシップは彼らの新世代の商品における技術を基にしたものであり、タバコ面でのビジネスとは関連性がない」
またブラウンは、タバコ産業の変革性および同産業における技術の信頼性が高まっていることを強調した。
「タバコ産業は変革しつつある産業で、テクノロジー主導になっており、我々が彼らの技術面における変革の過程に手を貸すことができる分野があると考えている。彼らは協働するのに素晴らしい企業だ」
「フィリップモリスは長期にわたってフェラーリと組んでいるし、BATはレース界において偉大な歴史を持っている。彼らはレースの力を理解しており、彼らの旅路を進むにあたって、マクラーレンが助けになるパートナーだと感じているのだ」
「世界はおそらくかつてないほど速いペースで、日々進化し変化を遂げている」
「彼らは変化を遂げ、前進してきており、新たな分野に進み革新を試みているのだ」
「10年や15年、20年前に比べると、世界は変わった。だから彼らの状況も変化し、F1は彼らにとって優れた基盤となったのだ」
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