アンドレッティ、アルピーヌLMDhとの提携を模索。北米では“ニッサン”ブランド使用の可能性も?
2024年のF1世界選手権参戦という野心と同時に、アンドレッティ・オートスポーツはスポーツカーの世界においても新たな挑戦を視野に入れている。2023年から採用される新規定『LMDh』での参戦可能性について、アルピーヌと話し合いを持っていることが明らかとなった。
デビッド・ランドのYoutubeチャンネルによるマリオ・アンドレッティの独占インタビューにおいて、“レジェンド”マリオは、彼の息子・マイケルが広く知られたF1の計画に加え、トップレベルのスポーツカーレースへの復帰についても取り組んでいると述べた。
マリオは、F1エンジンの供給契約についてルノーと「正式な合意」が結ばれていることを認めている。これによって、北米IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権へ関与する潜在的なチャンスが開かれることとなった。
現在、ジャレット・アンドレッティのためにIMSAのLMP3クラスにエントリーしているアンドレッティ・オートスポーツは、ファクトリーサポートを伴うトップレベルのプロトタイプレースへの復帰を長きにわたり検討していることで知られている。
チームは2007〜2008年、当時のアメリカン・ル・マン・シリーズにアキュラで参戦したが、これが最後のマニュファクチャラー支援プログラムであり、アンドレッティはそれ以来複数のメーカーとスポーツカー参戦の機会を探ってきた。
「F1にはたくさんの友人がいる」とマリオは、ランドのインタビューのなかで語っている。
「それは、ひとつの大きな家族だ。マイケルは明らかにその(ルノー)グループのひとつであるアルピーヌと、スポーツカーのプログラムなどを実施するために話し合いをしている」
「そこには、動かせるものがたくさんある。最終的には、すべてがうまくいくだろう。我々は、多くの良い人々に頼っている」
2024年にWEC世界耐久選手権にデビューすることを表明しているアルピーヌのLMDhプログラムは、異なるブランドのバッヂの下で、IMSAに参戦する必要がある。これはアルピーヌ、また親会社のルノーが現在北米では自動車を販売していないためで、異なるOEM(マニュファクチャラー)と提携する必要がある。
ルノーとグローバルな提携をしていることを考慮すれば、ニッサンはその候補となる可能性がある。
アルピーヌのCEO、ローラン・ロッシは2021年の10月、Sportscar365に対して、IMSAへの参戦可能性は、プログラム全体の「財務の方程式」の一部ではないものの、そのアイデアに対してはオープンな立場であると語っていた。
「アルピーヌはWECとル・マンで、競争力のある存在でいたいと考えている」とロッシは述べていた。
「我々には、(LMDhを走らせる)カスタマーを獲得したいという野心がある。チームが望むのであれば、アルピーヌ(LMDhを)IMSAで走らせることは問題ではない」
「カスタマーを獲得するのが早ければ早いほど、プログラムの収益性は高まる」
アンドレッティ・オートスポーツは過去に複数のLMDhに関する契約を模索したことが知られており、最近ではアウディとの話し合いも持たれた。しかしアウディは、2023年のウェザーテック選手権でのフルワークス・プログラムについては、その可能性を否定している。
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