インディカー開幕戦:初日トップはハンター-レイ。佐藤琢磨は10番手発進
フロリダ州セント・ピーターズバーグで開幕戦を迎えたインディカー・シリーズ。9日は午前と午後に45分のプラクティス走行が行われ、アンドレッティ・オートスポートのライアン・ハンター-レイがトップタイムをマークした。
ダラーラが提供するユニバーサルエアロをまとい見た目も一新された2018年のインディカー・シリーズ。今年も開幕戦の舞台はセント・ピーターズバーグだ。
午前中に行われたプラクティス走行では、ホンダ・シボレー陣営ともに滑りやすい路面に苦戦。セッションの早い段階でトニー・カナーン(AJフォイト)が単独スピンを喫し、ジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)もターン10でコースアウトしていた。
このセッションでトップに立ったのは、1分1秒7231を記録したAJフォイトのブラジル人ルーキー、マシュー・レイスト。
「僕にとってインディカーの初めてのプラクティス走行で初めてのP1。だから僕もとてもうれしいしチームも喜んでいるよ。かなりいい立場にいると思うけど、まだ学ぶべきことがたくさんあるね」とコメント。
2番手にセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)、3番手にライアン・ハンター-レイ、4番手にアクレサンダー・ロッシとアンドレッティ・オートスポート勢が続いた。
午後に行われたプラクティス2では各車タイムを更新。上位3台は1分00秒台に突入し、P1で3番手だったハンター-レイが1分0秒8295で初日総合トップのタイムをマークした。
「今日をトップで終えたのはシーズンをスタートするうえで悪い方法でないよね。僕たちはまだ初期の段階であり、今夜はアンドレッティチームで明日より速く走れるように考える必要があるよ。今日は自分も含めて誰もがテーブルの上に何か残したような気がしているけど、28号車が鋭い走りを見せてくれてうれしいね」とハンター-レイ。
コースアウトの影響もあり午前中19番手と沈んでいたヒンチクリフも2番手にジャンプアップ。3番手はシボレー勢最速となるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、4番手にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)、5番手にジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)とチャンピオンドライバーたちが続く。
レイストは午後は上位に食い込めず総合12番手。ルーキーのトップは、DTMドイツ・ツーリングカー選手権を戦っていたロバート・ウィケンスで7番手につけている。
オープンテストで総合トップに立ったレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨。参戦9年目のオープニングセッションは22番手と下位。午後はタイムを更新し、1分1秒3491で10番手までジャンプアップした。
「オープニングレースに向けて走行するのは素晴らしい気分ですね。セント・ピーターズバーグの雰囲気は大好きです。金曜日からすでに多くのファンが来ていて素晴らしい」
「僕たちが望んだようなクルマを最初のセッションでは持つことができませんでした。予期せぬことも起こり、多くを周回することができなかった。プラクティス2ではうまく改善できました。まだいくつかのことに取り組む必要があるけれど、明日はもっと良くしたいですね」と琢磨はコメントしている。
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