インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表

2024年4月24日(水)21時26分 AUTOSPORT web

 4月23日、2024年NTTインディカー・シリーズに参戦しているアロウ・マクラーレンは、4月26日(金)から28日(日)にかけてアラバマ州のバーバー・モータースポーツパークにて開催される第3戦『チルドレンズ・オブ・アラバマ・インディ・グランプリ』に、テオ・プルシェールをエントリーさせることを発表した。


 2023年FIA F2チャンピオンであり2024年は全日本スーパーフォーミュラ選手権を戦うプルシェールは、トレーニング中に左手首を負傷した影響から欠場が続いているデイビッド・マルーカスの代役として第2戦ロングビーチに出走し、インディカーデビューを果たした。


 初の予選は22番手と沈んだが、決勝レースでは力強い追い上げを見せ、11位で完走。チームメイトで最上位となったのはアレクサンダー・ロッシの10位で、それに続く順位まで追い上げたプルシェールは、今回のレースで一番ポジションを上げたドライバーとして表彰も受ける活躍を見せた。

2024年NTTインディカー・シリーズ第2戦ロングビーチ テオ・プルシェール(アロウ・マクラーレン)


 レースを終えたプルシェールは、「本当に色々なことが起きたレースだった」とコメントした。


「6号車を走らせてくれたチームに本当に感謝したい。ペースは信じられないくらい良くて、22番手から11位に順位を上げるまでに何周も良いラップを重ねることができたよ」


「息が切れるくらい疲れたけれど、今は本当に幸せだ。僕はまだ20歳だが、この半年でF1とF2、さらにスーパーフォーミュラにインディカーと、あらゆるフォーミュラマシンに乗ることができたんだ。本当に幸運で素晴らしいことだ」

2024年NTTインディカー・シリーズ第2戦ロングビーチ テオ・プルシェール(アロウ・マクラーレン)


 目覚ましい追い上げを見せた彼について、チーム代表を務めるギャビン・ウォードも「週末を通して彼の戦い方には感銘を受けた」と賞賛した。


「彼はこの激しいインディカーのレースでマシンのノーズをきれいに保ち、良いペースで走りながらも多くのことを学んだ。さらに、彼の笑顔と喜びは伝染するもので、デビューレースのことを考えると微笑まずにはいられないくらいだよ」


 特定のカテゴリーに縛られず、世界中のレースで成長を続けているプルシェール。第3戦バーバー以降の参戦については不明だが、マクラーレン以外のチームから視線が集まっていてもおかしくはない。さらなる活躍に期待がかかる次戦は、今週末の26日(金)より走行開始予定だ。

2024年NTTインディカー・シリーズ第2戦ロングビーチ テオ・プルシェール(アロウ・マクラーレン)
2024年NTTインディカー・シリーズ第2戦ロングビーチ テオ・プルシェール(アロウ・マクラーレン)




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