「想像以上のタイム」。藤井の走りを見て「『絶対チャンスがある』と感じた」【第2戦GT300予選会見】
2025年5月3日(土)20時4分 AUTOSPORT web

5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで、スーパーGT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』の公式予選が行われ、GT300クラスでは777号車D’station Vantage GT3を駆る藤井誠暢とチャーリー・ファグが、61号車SUBARU BRZ R&D SPORTを僅差で破りポールポジションを獲得した。昨季2024年第3戦鈴鹿以来のポール獲得となったD’station Racingの両ドライバーが予選後の公式会見に臨み、現在の心境や明日のレースに向けた意気込みを語った。
●藤井誠暢(D’station Vantage GT3) 予選Q1担当
——今日の走行を振り返るとともに、ポールポジションを獲得した今のお気持ちをお聞かせください。
「まずはポールを獲って、ここに来ることができて嬉しいです。前回の岡山も結構良かったのですが、レースでは結果が残せませんでした」
「今日の走り出しは悪くはありませんでしたが、最高速が伸びない状況でした。予選に向けてセットアップを変えたことが良い方向にいき、さらに路面のコンディションが(今朝の公式練習から)変わって、それに我々のダンロップタイヤのゴムが非常にマッチングしました」
「Q1もQ2も想像以上のタイムが出たので、チームとタイヤメーカーさんの皆さんに感謝しています」
——今季、課題や手応えとして感じていることお聞かせください。
「去年、我々はひさびさにスーパーGTをやらせてもらい、比較的いいシーズンになりました。クルマがアストンマーティンの新しいエボなので、WEC世界耐久選手権のデータなどもあり非常に進めやすかったのと、ダンロップさんが非常に良いタイヤを作ってくださいました」
「実は去年の富士ではパンクチャーがあったりしてすごく苦しい思いをしたのですが、その後の鈴鹿から構造を変えて、そこからは非常に仕上がりよくいきました。その良い流れを昨シーズンから持ち込めていて、開幕戦は結果が出なかったですが、今回は予選に関して言うと狙った結果が出たので嬉しく思ってます」
「決勝は、GT300はいろいろな要素があるのでよくわからないのですが、とりあえず我々は我々の与えられたなかで物事を進めているので、今日のいい流れでいけるのではないかと思っています」
——日曜の3時間レースに向けて意気込みをお願いします。
「明日は3時間レースですが、ゴールデンウイークでお客さんもいっぱい来ていますし天候もいいので、とにかくいいレースができるようにしたいと思います。ぜひ応援してください」
●チャーリー・ファグ(D’station Vantage GT3) 予選Q2担当
——今日の走行を振り返るとともに、ポールポジションを獲得した今のお気持ちをお聞かせください。
「とても嬉しく思っている。先ほど藤井選手が言ったように、ウォームアップではセットアップに関して変更が必要で、僕たちは予選に向けて調整しなければならないと感じていた」
「予選Q1で藤井選手がトップタイムを記録したあとは、『絶対にチャンスがある』と感じた。その後のQ2でポールポジションを獲得することができ、とても嬉しく思っている」
「チームとダンロップタイヤの素晴らしいパフォーマンスに、この場を借りて感謝したい。また、僕にQ2を任せてくれたことも本当にありがたいと思っている」
——日曜の3時間レースに向けて意気込みをお願いします。
「もちろんベスト尽くすつもりだ。明日はいい天気のなかでトップを目指して頑張りたいと思う」
「チームも本当に素晴らしいピットストップをやってくれるだろう。そして素晴らしいチームメイトに恵まれた。僕たちが目指すのは、トップのポジションだ。明日も頑張りたいと思う」