スーパーフォーミュラ鈴鹿公式テスト:赤旗中断4回の初日午後は中嶋一貴がトップタイム
3月12日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の第1回公式合同テストが鈴鹿サーキットで行われ、午後のセッションは中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分36秒141というトップタイムをマークした。
午後のセッションで走行したのは午前と同じく19名のドライバー。午前でトップタイムをマークした小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)と中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、オリバー・ローランド(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)は、今回のテストでは初日の走行のみ参加となっている。
また、午後に初めてのスーパーフォーミュラドライブを果たしたのは、B-MAX RACING TEAMの50号車に乗り込んだ千代勝正。午前のセッションで走行したヤン・マーデンボローと入れ替わる形でテストを行った。
午後のセッションも快晴のもと行われた初日のテスト。とはいえ空気は冷たく、気温が上がり切らない状況のなかでの走行となった。15時のコースオープンとともに各車がコースインしテストがスタートしたが、開始8分、ニック・キャシディ(KONDO RACING)が130Rの立ち上がり、コース上でマシンを止めてしまう。これにより赤旗が提示され、約6分間のセッション中断となった。
15時14分にセッションが再開したが、15時20分すぎに再び赤旗提示。このとき1分38秒159のトップタイムをマークしていた福住仁嶺(TEAM MUGEN)がデグナーカーブでスポンジバリアにノーズから突っ込むクラッシュを喫したためで、約20分間をかけてマシン回収が行われた。福住自身は大きなけがはなかったようで、自力でマシンを降り、その後も走行を行っている。
さらにセッション後半にはデグナーカーブで関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がマシンを止め、その約15分後には、その時点でのトップタイムとなる1分37秒573を記録していた平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がダンロップコーナーでコースアウトし、グラベルを突っ切ってバリアに接触して赤旗中断と、午後の走行は合計4回の赤旗が提示されたセッションとなった。
度重なるセッション中断も影響したかタイムは伸びてこず、終盤になっても平川をのぞく2番手以下は1分38秒台。しかしセッションの時間は15分間延長され17時15分終了となり、最後の赤旗中断から走行再開した16時56分からの約20分間で各ドライバーが続々とタイムを更新する。
結果的にはこの最終盤の時間帯で1分36秒台のタイムを8台が記録。なかでも最終周にタイムを更新し1分36秒141を記録した一貴がトップでセッションを終えた。2番手には1分36秒178で国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、3番手には1分36秒295で石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)。4番手には午前のセッションでも同じ位置だった松下信治8DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分36秒451で続き、5番手には松下のチームメイト、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分36秒513でつけた。
途中クラッシュして赤旗中断の原因をつくってしまった福住は、1分38秒159で15番手。終盤には再度コースインしたものの、チェッカー後には再びダンロップコーナーのグラベル上でマシンを止めてしまった。
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