角田裕毅がF1デビューに向けて意気込み「準備は万全。最初からプッシュしていき、ファンを喜ばせたい」バーレーンGPプレビュー
2021年にF1にデビューする角田裕毅が、開幕戦バーレーンGPを前に、現在の心境やファーストシーズンに対する心構えについて語った。
現在20歳の角田裕毅は、2014年の小林可夢偉以来の日本人F1ドライバーとして今シーズンを走る。2020年にはFIA-F2選手権に出場、ランキング3位を獲得し、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのレースシートをつかんだ。
チームからの期待は大きく、昨年から今年初めにかけて旧型車でのテストが何度も用意された。角田は2020年末のアブダビテストではAT01をドライブ、バーレーンで行われた2021年プレシーズンテストでは新車AT02で走行し、テスト最終日にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに続く総合2番手タイムを記録した。
3月26日から28日のバーレーンGPに向けて、準備はしっかり整っていると、角田は考えている。
「F2から大きなステップアップを果たし、今週末、バーレーンでF1にデビューします。オフシーズン中に何度か旧型F1カーで走る機会を得て、サクヒールで3日間のテストを行いました。そうした経験を積んだことで、準備はしっかり整っていると感じています」と角田はチームのプレビューリリースにおいてコメントしている。
「学習することがたくさんありました。F1マシンのパワーや効率の高いブレーキについて、そしてF1特有の多数のコントロールやスイッチがついているステアリングホイールなどについてです。テスト中は、さまざまな変更にマシンがどう反応するかを理解することに努め、時間をかけてデータをチェックしました。そういった作業を通してある程度進歩したと感じています。去年型に比べて今年のマシンはステアリングの感触がよく、エンジンのパワーが増したようです。テストは順調にいきましたが、この週末を迎えるまでは競争力のレベルは分かりません。テストではどのチームも違うプログラムで走っているからです」
「身体的な準備にもしっかり取り組み、毎日トレーニングをし、強化する必要があると感じた部分に集中しました。開幕戦で何が起こるのかとても楽しみです。今シーズンへのアプローチとしては、最初からハードにプッシュし、マシンの限界を見つけるために経験を積み重ねていこうと考えています。シーズン半ばまでには、すべてがうまくまとまり、いい結果を出せればいいですね。チームメイト(のピエール・ガスリー)はとても速くて経験豊富なドライバーなので、彼からできる限り多くのことを学ぶつもりです」
「僕は2014年以来の日本人F1ドライバーであり、日本のファンから多くの期待が寄せられていることを知っています。彼らを喜ばせることができるよう、ベストを尽くしていくつもりです。準備はできていると思います!」
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