内紛続くレッドブル。渦中のチーム代表と話すも我関せずのフェルスタッペン「僕にとって状況は変わらない」
F1第3戦オーストラリアGPの木曜日、この日の朝、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がアルバート・パーク・サーキットに到着して最初にやるべきことは、レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーと、自身のマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンとともに、チームのホスピタリティユニットの前に座ることだった。
フェルスタッペンがチームの技術報告会に参加するためにそこを離れるまで、3人は長々と時間をかけて話をしていたが、ホーナーとフェルミューレンはさらに数分間、立ち聞きされないよう声を抑えながら話し合いを続けた。
チーム内の雰囲気はより一時期に比べていくらか平穏になったか、また、ホーナーにはまだ自分の役割を果たし続けるための必要条件があると考えているか、と尋ねられたフェルスタッペンは次のように答えた。
「このようなことにはあまり関わりたくない。結局のところ僕はドライバーで、パフォーマンス面のためにここにいる」
「それが僕が雇われた目的だ。でも、僕が知っている限りでは、すべてが正しい方法で処理されている。それ以上のことは知らないし、それは僕の仕事でもチーム内での役割でもないので知りたいとは思わないから、これ以上詳しい説明をするつもりはない」
しかしフェルスタッペンは、そうした議論によって自身のやるべき仕事から焦点が逸れたことはないと付け加えた。
「僕は簡単にF1からスイッチを切り替えることができる。パドックを離れるときは、とにかくF1のことはあまり考えない」
「自分がやるべきことは分かっているし、1年間にレースがたくさんあるので、家に帰って他のことを考えたり、忙しくしたり、自分が情熱を傾けている他のプロジェクトに取り組むことがとても重要だということも分かっている。僕にとっては、それでうまくいっているんだ」
「どのドライバーも少しずつ違う。しかし今のところ、そしてこれまで起きてきたすべてのことがあっても、僕にとって、マシンに戻ってパフォーマンスを発揮することは非常に簡単だと言っておこう」
そして最後に、レッドブルの経営陣やチーム全体に対する彼の気持ちについての憶測に終止符を打つべく、3度のワールドチャンピオンは次のように主張した。
「チームの中ではいつも心地よく感じられる。なぜなら、そこは僕にとって第二のファミリーのようところだからだ」
「家族の中には……なんというか……意見の相違ではないかもしれないが、何かがあるかもしれない。家族を選ぶことはできないけれど、友達は選ぶことができる! でも、それはいいことだ。正直なところ、僕にとって状況は変わらず、ただパフォーマンスに集中しているだけだ」
「前にも言ったように、もちろん僕たちの素晴らしいマシンについてもう少し話したいものだが、徐々にそうなることを願っている」
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