ラッセルのクラッシュに伴い、アロンソに20秒加算のペナルティ。不必要な減速との判断。角田裕毅が7位に昇格に/F1第3戦
F1オーストラリアGPの決勝最後から2周目、メルセデスのジョージ・ラッセルがクラッシュした際の状況が調査された結果、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが「潜在的に危険なドライビング」をしたと判断され、20秒加算のタイムペナルティを受けた。これによりアロンソは、6位から8位に降格され、ランス・ストロール(アストンマーティン)が6位に、角田裕毅(RB)が7位に繰り上がった。
ラッセルは6番手のアロンソを追い上げるなかで、ターン6〜7でコントロールを失い、タイヤウォールに衝突した。ラッセルのマシンは、グラベルトラップを横切ってコース上に戻り、横向きになって停止した。幸いラッセルにけがはなかった。
このクラッシュの直前に、アロンソが大幅に減速した可能性があると考えられ、レース後に調査が行われた。調査の結果、テレメトリーから、アロンソがこのレース中のそれ以前にターン6に入った時よりも、問題の周では100メートル強早くリフトしたことが分かったという。また、普段ブレーキをかけないポイントでごくわずかにブレーキをかけ(ただし、非常にわずかだったため、それが速度を落とす主な原因ではない)、普段はシフトダウンしないポイントでシフトダウンしていた。
アロンソは、早めに減速する計画だったが少し誤ったと述べたが、結果的に、アロンソとラッセルの車両間に「異常な接近速度」が生じた。
スチュワードは、「いかなる場合でも、車両を不必要に低速で、不規則に、または他のドライバーや他の人々にとって潜在的に危険とみなされる方法で運転してはならない」というF1レギュレーション第33.4条に、アロンソが違反したとみなした。その結果、ドライブスルーペナルティに相当する20秒加算のペナルティとペナルティポイント3がアロンソに科された。
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