マクラーレンF1が技術部門の組織変更を発表。フェラーリから移籍したテクニカルディレクターがわずか3カ月で離脱
マクラーレンF1チームは、4月2日、技術部門の組織変更を発表、今年1月にカーコンセプトおよびパフォーマンス担当テクニカルディレクターに就任したばかりのデイビッド・サンチェスが離脱することを発表した。サンチェスはスクーデリア・フェラーリでビークルコンセプト責任者を務めていた人物で、マクラーレンへの移籍は注目を集めていた。
今年初めにマクラーレンは技術部門の体制を一新、ピーター・プロドロモウ(空力担当テクニカルディレクター)とともに、フェラーリから移籍したサンチェスがカーコンセプトおよびパフォーマンス担当テクニカルディレクター、レッドブルから移籍したロブ・マーシャルがエンジニアリングおよびデザイン担当テクニカルディレクターとして、チーム代表アンドレア・ステラの下でリーダーシップをとる形をスタートした。
サンチェスとマクラーレンは2023年2月に契約、ガーデニング休暇を終えて、サンチェスは今年1月にチームに正式に加入した。ところがそれからわずか3カ月で、サンチェスがマクラーレンを離脱し、再び組織が変更されることが発表された。
新たな体制では、マーシャルがチーフデザイナー、ニール・ホールデイがエンジニアリング担当テクニカルディレクターの役割を担い、プロドロモウは引き続き空力担当テクニカルディレクターを務める。一方、コンセプトおよびパフォーマンス部門は、パフォーマンスに重点を置くために合理化され、パフォーマンス担当テクニカルディレクターがこの部門の指揮を執るが、正式な任命を行うまでは、暫定的にこの役割をステラ代表が担うということだ。
サンチェスの離脱と組織変更について、ステラ代表は、次のようにコメントした。
「技術部門の構造とチーム内の作業モデルの進化において、このようなさらなるステップを踏むことは、効率と有効性を高めるために技術的能力とワークフローを継続的に強化することへの我々のコミットメントを示している」
「デイビッド・サンチェスとチーム首脳陣が慎重な話し合いを重ねた結果、デイビッドがチームを離れることに関して、両者合意の上での決定が下された」
「共に考慮した結果、デイビッドのポジションに関連する役割、責任、野心は、我々のチームに加入することに彼が合意した2023年2月時点の我々の当初の期待とは一致していないことが明らかになった」
「この不一致を認識したことで、デイビッドと私は、彼の驚くべきスキルの規模と幅をより良く活用できる他の機会を追求できるよう、今すぐ袂を分かつことが最善であるとの点で意見が一致した」
「比較的短い期間ではあったが、デイビッドが成し遂げてくれた貢献を我々は高く評価し、感謝しており、彼の今後の活動の成功を祈っている」
サンチェスは、ステラ代表同様に、契約当初に考えていた役割と現実に食い違いを感じたと述べた。
「このチームの一員になることができたチャンスに感謝している。我々が思い描き、合意した役割は、実際に就いてみると現実のポジションとは一致していなかった。しかし私は、リーダーシップへの尊敬、同僚の献身的な姿勢への敬意、協議を行い、この決定に至るなかでの率直さと誠実さへの感謝を抱きながら、チームから去る」
「このチームが本来の位置であるグリッド最前線を目指して旅を続けるなかで、成功を収め続けることを、私は願っている。私自身については、F1における次の挑戦を楽しみにしている」
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