絶好調マンCが止まらない! 今季CL全勝のバイエルンに3発快勝…3季連続4強入りへ前進
サッカーキング2023年4月12日(水)5時51分
ハーランドは1ゴール1アシストの活躍 [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・準々決勝ファーストレグが11日に行われ、マンチェスター・C(イングランド)とバイエルン(ドイツ)が対戦した。
今季のCL・準々決勝で優勝候補同士の対戦が実現した。悲願のCL初制覇を目指すマンチェスター・Cは、グループGを4勝2分と無敗で首位通過。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ではライプツィヒ(ドイツ)を相手に自慢の攻撃力が爆発し、2戦合計8-1で白星を飾った。“エースストライカー”のアーリング・ハーランドは7-0で勝利したセカンドレグで驚異の5ゴールを記録。直近は公式戦8連勝中と良い状態で大一番を迎えた。
一方、バイエルンは“死の組”と称されたグループCを全勝で首位通過すると、ラウンド16ではパリ・サンジェルマン(フランス)を相手に180分間完璧な試合運びを見せ、2戦合計3-0と完勝を飾った。しかし、当時からチームには大きな変化が。ユリアン・ナーゲルスマン監督を電撃解任し、トーマス・トゥヘル監督を迎え入れたのだ。トゥヘル監督就任後は2勝1分という成績となっているが、その1敗はDFBポカール・準々決勝で喫したもの。フライブルクに1-2で敗れ、“3冠”の夢が絶たれていた。
世界中のフットボールファンから視線が注がれる一戦に向けて、マンチェスター・Cは直近の試合でお馴染みとなっている「保持時3-2-4-1」「非保持時4-3-3」の形で試合に臨む。ケヴィン・デ・ブライネ、ジャック・グリーリッシュ、そしてハーランドらが先発に並んだ。一方、バイエルンは最前線で存在感を放っていたエリック・マキシム・チュポ・モティングこそ負傷の影響で欠場となったが、同選手を除くと直近の公式戦で主力を張る面々が送り出された。ダヨ・ウパメカノ、ジョシュア・キミッヒ、レロイ・サネらがスタメンに入っている。
試合は時間の経過とともにマンチェスター・Cが押し込む展開に。22分には敵陣右サイドで人数をかけてボールを奪うと、マイボールとしてロドリが中央へと繋ぐ。イルカイ・ギュンドアンがダイレクトで斜めに送ると、グリーリッシュがダイレクトで落とし、最後はハーランドが左足を振り抜いた。ここはGKヤン・ゾマーの正面へ。
対するバイエルンは27分、敵陣左サイドでのボール奪取からサネがドリブル突破を開始。一気にスピードを上げて深い位置まで侵入し、マイナスへ折り返すと、待っていたジャマル・ムシアラが右足フィニッシュを狙う。だが、シュートコースに入ったルベン・ディアスにブロックされた。
試合が動いたのは27分。敵陣右寄りの位置で前を向いたジョン・ストーンズが右サイドへ付けると、ボールを受けたベルナルド・シルヴァが左足で中央へ繋ぐ。ペナルティエリア手前でパスを受けたロドリは寄せてきた相手を巧みな切り返しでかわすと、前を見て左足一閃。狙い澄ましたコントロールショットがゴール左上に吸い込まれ、マンチェスター・Cが先手を取った。
勢いに乗ったマンチェスター・Cは34分、右サイドに流れてボールを引き出したデ・ブライネがクロスボールを送ると、ボールはディフレクションして中央へ、飛び出してきたGKゾマーとグリーリッシュが交錯し、こぼれたボールをギュンドアンが左足で狙ったが、GKゾマーが足の伸ばして懸命なセービング。対するバイエルンは前半アディショナルタイムにサネが強烈なミドルシュートを狙ったが、枠を捉えきれなかった。前半はこのままマンチェスター・Cの1点リードで終了している。
後半に入るとバイエルンが果敢に攻撃へ出る。49分にはピッチ中央付近で前を向いたムシアラのスルーパスから、抜け出したサネがペナルティエリア左に侵入。左足で狙ったが、シュートはGKエデルソンがファインセーブ。直後にはミスからヒヤリとしたシーンもあったが、ハーランドのシュートは決死のブロックで防いだ。
それでも、マンチェスター・Cは時間の経過とともに再び攻撃に転じる時間を増やすようになり、主導権を握って攻撃を繰り広げていく。57分にはネイサン・アケ、R・ディアスが立て続けにビッグチャンスを迎えたが、ここはGKゾマーが立ちはだかって追加点とはならなかった。
70分には再びマンチェスター・C。バイエルンの最終ラインでウパメカノの持ち出しが乱れたところを狙っていたグリーリッシュがボール奪うと、そのままヒールで背後へ繋ぐ。ボールを受けたハーランドはペナルティエリア左が浮き球のボールを供給。最後は走り込んできたB・シルバがヘディングシュートを叩き込み、マンチェスター・Cがホームで貴重な追加点を記録した。
勢いに乗ったマンチェスター・Cは75分、ペナルティエリア左でボールを持ったギュンドアンが相手を引きつけてマイナスへ送ると、途中出場したフリアン・アルバレスがダイレクトで右足シュート。ここはGKゾマーのビッグセーブに阻まれ、決定的な3点目とはならず。直後も攻撃を続けるマンチェスター・Cは77分に右コーナーキックを獲得。シンプルに中央へ入れたボールは跳ね返されたものの、セカンドボールを拾って再びクロスボールが送られると、ファーサイドで競り勝ったストーンズが頭で折り返す。このボールにハーランドが反応。直前のプレーでアシストを記録していたストライカーが試合を決めるゴールが叩き込み、マンチェスター・Cが3点目を挙げた。
試合はこのままタイムアップ。準々決勝最大の注目カードはマンチェスター・Cに軍配が上がり、本拠地で先勝を飾った。なお、セカンドレグは19日にバイエルンのホーム『フースバル・アレーナ・ミュンヘン』にて行われる。
【スコア】
マンチェスター・C 3-0 バイエルン
【得点者】
1-0 27分 ロドリ(マンチェスター・C)
2-0 70分 ベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・C)
3-0 77分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)
【スターティングメンバー】
マンチェスター・C(3-2-4-1)
GK:エデルソン
DF:アカンジ、R・ディアス、アケ
MF:ストーンズ、ロドリ;B・シルヴァ、デ・ブライネ(68分 アルバレス)、ギュンドアン、グリーリッシュ
FW:ハーランド
バイエルン(4-3-3)
GK:ゾマー
DF:パヴァール、ウパメカノ、デ・リフト、A・デイヴィス(80分 カンセロ)
MF:ゴレツカ、キミッヒ;コマン、ムシアラ(69分 マネ)、サネ
FW:ニャブリ(80分 ミュラー)
今季のCL・準々決勝で優勝候補同士の対戦が実現した。悲願のCL初制覇を目指すマンチェスター・Cは、グループGを4勝2分と無敗で首位通過。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ではライプツィヒ(ドイツ)を相手に自慢の攻撃力が爆発し、2戦合計8-1で白星を飾った。“エースストライカー”のアーリング・ハーランドは7-0で勝利したセカンドレグで驚異の5ゴールを記録。直近は公式戦8連勝中と良い状態で大一番を迎えた。
一方、バイエルンは“死の組”と称されたグループCを全勝で首位通過すると、ラウンド16ではパリ・サンジェルマン(フランス)を相手に180分間完璧な試合運びを見せ、2戦合計3-0と完勝を飾った。しかし、当時からチームには大きな変化が。ユリアン・ナーゲルスマン監督を電撃解任し、トーマス・トゥヘル監督を迎え入れたのだ。トゥヘル監督就任後は2勝1分という成績となっているが、その1敗はDFBポカール・準々決勝で喫したもの。フライブルクに1-2で敗れ、“3冠”の夢が絶たれていた。
世界中のフットボールファンから視線が注がれる一戦に向けて、マンチェスター・Cは直近の試合でお馴染みとなっている「保持時3-2-4-1」「非保持時4-3-3」の形で試合に臨む。ケヴィン・デ・ブライネ、ジャック・グリーリッシュ、そしてハーランドらが先発に並んだ。一方、バイエルンは最前線で存在感を放っていたエリック・マキシム・チュポ・モティングこそ負傷の影響で欠場となったが、同選手を除くと直近の公式戦で主力を張る面々が送り出された。ダヨ・ウパメカノ、ジョシュア・キミッヒ、レロイ・サネらがスタメンに入っている。
試合は時間の経過とともにマンチェスター・Cが押し込む展開に。22分には敵陣右サイドで人数をかけてボールを奪うと、マイボールとしてロドリが中央へと繋ぐ。イルカイ・ギュンドアンがダイレクトで斜めに送ると、グリーリッシュがダイレクトで落とし、最後はハーランドが左足を振り抜いた。ここはGKヤン・ゾマーの正面へ。
対するバイエルンは27分、敵陣左サイドでのボール奪取からサネがドリブル突破を開始。一気にスピードを上げて深い位置まで侵入し、マイナスへ折り返すと、待っていたジャマル・ムシアラが右足フィニッシュを狙う。だが、シュートコースに入ったルベン・ディアスにブロックされた。
試合が動いたのは27分。敵陣右寄りの位置で前を向いたジョン・ストーンズが右サイドへ付けると、ボールを受けたベルナルド・シルヴァが左足で中央へ繋ぐ。ペナルティエリア手前でパスを受けたロドリは寄せてきた相手を巧みな切り返しでかわすと、前を見て左足一閃。狙い澄ましたコントロールショットがゴール左上に吸い込まれ、マンチェスター・Cが先手を取った。
勢いに乗ったマンチェスター・Cは34分、右サイドに流れてボールを引き出したデ・ブライネがクロスボールを送ると、ボールはディフレクションして中央へ、飛び出してきたGKゾマーとグリーリッシュが交錯し、こぼれたボールをギュンドアンが左足で狙ったが、GKゾマーが足の伸ばして懸命なセービング。対するバイエルンは前半アディショナルタイムにサネが強烈なミドルシュートを狙ったが、枠を捉えきれなかった。前半はこのままマンチェスター・Cの1点リードで終了している。
後半に入るとバイエルンが果敢に攻撃へ出る。49分にはピッチ中央付近で前を向いたムシアラのスルーパスから、抜け出したサネがペナルティエリア左に侵入。左足で狙ったが、シュートはGKエデルソンがファインセーブ。直後にはミスからヒヤリとしたシーンもあったが、ハーランドのシュートは決死のブロックで防いだ。
それでも、マンチェスター・Cは時間の経過とともに再び攻撃に転じる時間を増やすようになり、主導権を握って攻撃を繰り広げていく。57分にはネイサン・アケ、R・ディアスが立て続けにビッグチャンスを迎えたが、ここはGKゾマーが立ちはだかって追加点とはならなかった。
70分には再びマンチェスター・C。バイエルンの最終ラインでウパメカノの持ち出しが乱れたところを狙っていたグリーリッシュがボール奪うと、そのままヒールで背後へ繋ぐ。ボールを受けたハーランドはペナルティエリア左が浮き球のボールを供給。最後は走り込んできたB・シルバがヘディングシュートを叩き込み、マンチェスター・Cがホームで貴重な追加点を記録した。
勢いに乗ったマンチェスター・Cは75分、ペナルティエリア左でボールを持ったギュンドアンが相手を引きつけてマイナスへ送ると、途中出場したフリアン・アルバレスがダイレクトで右足シュート。ここはGKゾマーのビッグセーブに阻まれ、決定的な3点目とはならず。直後も攻撃を続けるマンチェスター・Cは77分に右コーナーキックを獲得。シンプルに中央へ入れたボールは跳ね返されたものの、セカンドボールを拾って再びクロスボールが送られると、ファーサイドで競り勝ったストーンズが頭で折り返す。このボールにハーランドが反応。直前のプレーでアシストを記録していたストライカーが試合を決めるゴールが叩き込み、マンチェスター・Cが3点目を挙げた。
試合はこのままタイムアップ。準々決勝最大の注目カードはマンチェスター・Cに軍配が上がり、本拠地で先勝を飾った。なお、セカンドレグは19日にバイエルンのホーム『フースバル・アレーナ・ミュンヘン』にて行われる。
【スコア】
マンチェスター・C 3-0 バイエルン
【得点者】
1-0 27分 ロドリ(マンチェスター・C)
2-0 70分 ベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・C)
3-0 77分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)
【スターティングメンバー】
マンチェスター・C(3-2-4-1)
GK:エデルソン
DF:アカンジ、R・ディアス、アケ
MF:ストーンズ、ロドリ;B・シルヴァ、デ・ブライネ(68分 アルバレス)、ギュンドアン、グリーリッシュ
FW:ハーランド
バイエルン(4-3-3)
GK:ゾマー
DF:パヴァール、ウパメカノ、デ・リフト、A・デイヴィス(80分 カンセロ)
MF:ゴレツカ、キミッヒ;コマン、ムシアラ(69分 マネ)、サネ
FW:ニャブリ(80分 ミュラー)
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