アロンソ、F1第2戦でルノー新型パワーユニットの進歩を実感「他のマシンと同じ土俵に立てた」
BWTアルピーヌF1チームのフェルナンド・アロンソは、ルノーの新型パワーユニットがメルセデスに匹敵する性能を発揮していると第2戦サウジアラビアGP終了後にほのめかした。
アルピーヌの2台はサウジアラビアGPの予選で5番手と7番手を獲得。決勝レースではアロンソがウォーターポンプのトラブルでリタイアを喫したものの、エステバン・オコンは6位でフィニッシュした。
ストレートがメインでエンジンパワーが問われるジェッダ・ストレート・サーキットでこの結果を残したことは、アロンソにとってルノー製パワーユニットの進歩を実感させるものとなったようだ。
イギリス紙『デイリー・エクスプレス』によると、アロンソはサウジアラビアGP終了後、「エンジンの性能にはとても満足している。今季の他のマシンと同じ土俵に立てたと思う」とコメント、「ジェッダとバーレーンでは他のマシンとストレートで戦うでことができた」と振り返った。
アルピーヌが搭載するルノー製パワーユニットは2021年まで、他メーカーに比べて出力が劣ると考えられていた。その差は35馬力ともいわれ、ルノーは2022年シーズンに新設計のパワーユニットを導入した。
このパワーユニットについて、アロンソはさらに「フェラーリとホンダ(レッドブル・パワートレインズ)はまだ少し前にいる。でもルノーはすぐそこまできているんだ」とコメント。残るパワーユニット製造メーカーであるメルセデスに匹敵する性能を発揮していることを言外に匂わせた。
4チーム8台が使用するメルセデス製パワーユニットは、3戦終了時点でルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルのメルセデス、ランド・ノリスとダニエル・リカルドのマクラーレン、アレクサンダー・アルボン(メルセデス)はポイントを獲得しているが、アストンマーティンのふたりとニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)はノーポイントのままとなっている。
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