僅差で総合首位を守ったヌービル「最終日は何が起きてもおかしくない」/WRCクロアチア デイ2コメント
4月20日(土)、2024年WRC世界ラリー選手権の第4戦となる『クロアチア・ラリー』は大会二日目を迎えた。このデイ2は8本のスペシャルステージ(SS)が行われ、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に立っている。雨が降るのか降らないのか、判断の難しい空模様となった競技二日目を終えた各陣営から、ドライバーたちのコメントが届いた。
■Mスポーツ・フォードWRT
●アドリアン・フルモー(#16 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合5番手
「まだ非常に接近している(4番手のタナクと14秒差だ)が、今回はエンジンに問題があり、ミスファイアが多かった。すべてをフラットに受け流すことはできない。ロングストレートで大きな力を失っていた」【SS12】
「この2日間、(タナクと)戦ってきた。ワールドチャンピオンと戦っていたんだ。僕は彼を打ち負かしたかった。僕たちは少し遅れているが、ポジティブになれるよ」【SS16】
●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合8番手
「少し雨が降ってくれるとありがたい。雨が降れば、道路の状況が少しマシになるだろう。(路面の表面に)砂埃の薄い層があるので少し掃除をしている感じだ。リアタイヤの(グリップが)薄いんだ」【SS12】
「一日中雨が降ると予想していたが、実際には(ほとんど)降らなかった。午前中はソフト(タイヤ)2本、午後はハード2本だった。ただアスファルトとかみ合わなかったね。最初は悪くなかったが、インカットが多い。(出走順が)後ろのほうが良いよ」【SS16】
※各コメントはSS後のインタビューより
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合首位
「今日の午後はとても難しい天候だったので、さらにトリッキーだった。間違った選択をするのではないかと心配したが、雨は続かず、取り組むステージにもとづいてタイヤ選択を組み合わせ、良いタイムを刻むことができた」
「どれが最適の組み合わせかは簡単には分からないが、自分の直感に従ったよ。ここのステージをよく知っていたとしても、本当に難しいものだ。チャレンジングて幅が狭く、たくさんのクレストとブラインドコーナーがある。明日の最終走行は何が起きてもおかしくないので、集中し続ける必要がある。もちろん勝利を持ち帰りたいが、より重要なのはさらにポイントを獲得することだ」
●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合4番手
「今日の午後はマシンがそれほど快適ではなかったことは間違いないし、良いリズムを掴めないまま一日を終えることになってしまった」
「明日は自分たちのポテンシャルを最大限に発揮するために、昨日の午後の状態に戻ろうと思う。そのときはずっとうまくいっていたことが分かっているからね。明日はハードワークが必要だ。スーパーサンデーとパワーステージで、できる限り多くのポイントを持ち帰るためだ」
●アンドレアス・ミケルセン(#9 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合7番手
「僕たちは小さな歩みを続けていると思う。もちろんもっと大きく前進したいものだが、僕たちは今も学んでいるところなんだ。さらにポテンシャルがあるのは確かだが、まだ走行中に気になる瞬間がある。今は、僕にとってマシンがかなり良く機能している段階にいると思う。僕に欠けているのは機能やステージへの慣れだ」
「僕は2021年以来このラリーに参加していないし、多くのステージが新しいものだ。だから、他のクルーは完璧になるようにペースノートを微調整しているところだが、僕はまだ多くの情報を消化している最中なんだ」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合2番手
「今日は良い一日だったし、運転を楽しむことができた。ただ、マージンは非常に少なく、一日をとおして非常に速かったティエリー(・ヌービル)には敵わなかった」
「午後は良いスタートを切り、とくに最初のステージは正しいタイヤ選択によりリードを奪うことができた。その後も、クルマのフィーリング自体はとても良かったので、何がベストな選択だったのかは分からない。ただ、残念ながら一日を終えてトップには少し届かなかった」
「明日の最終日全体を走り切るためには、難しいタイヤ選択が求められるが、良い判断をしてベストを尽くしたいと思い」
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合3番手
「全体的には良い一日だったよ。誰もが雨が降ると予想していたので、それを見越してクルマのセッティングを少し変更したのだけど、昨日ほどは乗りやすさを感じられなかった」
「午後最初のステージでは雨がポツポツと降ってきて、そのようなコンディションに合ったタイヤ選択ができていたので、少しタイムを取り戻すことができた。しかし、残念なことにその後のステージではバランスが崩れてしまった。このような接戦で相手に差をつけるためには何かが足りなかったのだと思うが、それでもポジティブな一日だったと言える」
「まだ勝負は終わったわけではないので、最後までプッシュし続けるつもりだし、チームが最大ポイントを獲得するための力になりたいと思っている」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合6番手
「昨日よりはずっといい一日だったので、今晩はハッピーな気分です。クルマのフィーリングは良かったですし、つねにどんどん好転していきました。何本かのステージではより競争力がありましたが、それ以外のステージではコミットメントが少し不足していました」
「トップ3に比べてどこでタイムを失っているのか、その理由もかなり見えやすくなってきましたが、大きなリスクは冒しませんでした。すべてのステージで正しいタイヤを選ぶのは難しかったことを考えると、チームはとても良い仕事をしてくれたと思います。明日は自分に発破をかけ、自分自身とチームのためにポイントを獲得できるように頑張ります」
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