インディカー200勝達成の総帥ロジャー・ペンスキー「今重要なのは201回目の勝利だ」
インディカー第5戦インディカーGPでウィル・パワーが勝利し、チーム・ペンスキーはインディカー通算200勝目を挙げた。
総帥ロジャー・ペンスキー率いるチーム・ペンスキーは、アメリカのレースファンなら誰もが知っているインディカー最強チーム。
“キャプテン”の愛称を持つチーム・オーナーのロジャー・ペンスキーは1937年生まれ。多くのビジネスでも成功してきた彼は1999年から会長的立場に退き、社長として現場でチームを引っ張るのはティム・シンドリックだ。
1968年からインディカーに参戦したチーム・ペンスキーは、1971年マーク・ダナヒューがポコノレースウェイで初勝利を飾る。翌年には、彼がインディ500初優勝をチームにもたらした。
数々の歴史に残るレースを演じてきたペンスキードライバーたち。1985年インディ500でのダニー・サリバンの1回転スピンからの優勝も200勝の中での有名な勝利のひとつだ。
2000年には、ジル・ド・フェランがナザレス・スピードウェイでチーム通算100勝目を記録。それから18年後、常勝軍団はインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで200勝目を達成した。
インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースでのレースで3度目のポール・トゥ・ウインを果たしたパワーは、「これは勢いをつくる勝利だよ。これまでも、ここで勝つと、チームはより自信を持てるし、僕も明るく、自信になる。インディ500に目を向けられる」とコメント。
歴史的な勝利にペンスキーは口数少なく喜びを語った。
「チームにとって素晴らしい一日だよ。IMSは最も特別なサーキットだし、200勝を達成する場所として、これ以上にいい環境を考えることはできない。けど、今重要なのは201回目の勝利だよ」
ペンスキーで30勝を記録しているパワーは、「インディカーでの200勝は、ロジャーの決断力とチームの働き方、彼の勝利への情熱を示している。彼のためにドライブし、勝つために毎週ごとに設備を与えられるのは、本当に喜びだよ。ペンスキー・レーシングの歴史の一部になれたことは驚くべきことだし、とても深い歴史なんだ。このチームのためにドライブできることに感謝している」と語っている。
インディ500でもエリオ・カストロネベスが加わり4台体制で臨む常勝軍団ペンスキー。201勝目を飾るのはどのレースになるだろうか?
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