「間違いなくポジティブなトレード」鈴木康平、廣岡大志の電撃トレードを球界OBは絶賛!中継ぎでの奮闘、パ・リーグでの大化けに期待
原監督(左)と中嶋監督(右)は、トレードで獲得した選手をどう起用していくのか注目が集まる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
5月17日、オリックスと巨人の間で1対1のトレードが成立したことが発表され、鈴木康平、廣岡大志がそれぞれ新天地へと移った。シーズン開幕以降、最初のトレードということもあり、ファン、メディアの間でも大きな話題となっている。
新たに巨人に加入した鈴木はプロ6年目の29歳。ここ2シーズンは主にリリーフとして起用されてきており、2021年には日本シリーズのマウンドにも登っている。
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オリックス入りとなったプロ8年目、26歳の廣岡はこれが自身2度目のトレード。2021年3月にヤクルトから巨人に移籍してきており、長打も狙える打撃力が期待されながら2シーズンを過ごし、今年5月にも一軍出場を果たしている。
両選手とも、今季は常時出場も期待されながら、ここまで思うような結果を残せておらず、リーグを跨ぐ今回のトレードが大きな転機となることは間違いない。また、球界OBからも、環境を変えることにより今後、ポテンシャルの開花も見込まれ、さらに両球団にとってもメリットが大きいトレードであるとの声も挙がっている。
「間違いなく両選手にとってポジティブな、両球団にとっても良いトレード」
そう語っているのは、現役時代にロッテの正捕手として活躍した里崎智也氏だ。トレード発表の翌日である5月18日にYouTubeチャンネル『Satozaki Channel』を更新し、鈴木、廣岡両選手の今後について自身の見解を述べている。
里崎氏は、オリックス入りとなった廣岡について、開幕からイースタンリーグで3割を超える好成績を残していたとして「(一軍昇格となった)5月のアタマが勝負のタイミングだった」と指摘。しかし、9試合出場、打率.214、1本塁打という成績で再び二軍行きとなったことを踏まえ「もう二軍で判断する必要は無い。それであれば新天地に行った方が良い」と主張。さらにオリックスでは右の代打が手薄なことや、「二軍では西武、ロッテ、楽天などのパ・リーグ球団と対戦していた」としてオリックスでの「大化け」もあり得ると期待の言葉を並べた。
また、鈴木に関しても「ここまでのオリックスリリーフには右ばかりだった」と振り返り、今後も一軍出場の機会を得ることが難しいと話し、さらに「巨人は中継ぎが『崩壊状態』。大勢までつなげる投手がいない。猫の手も借りたいくらい」として、打ち込まれる場面が続いている巨人リリーフ陣の大きな戦力となると見込みを示していた。また里崎氏は、鈴木が千葉県出身であることも、巨人入りはメリットであるとも付け加えている。
ともに、このトレードを機に心機一転、飛躍のきっかけを掴むことが出来るか。プロ野球選手として新たな環境に身を投じることとなった、鈴木、廣岡、両選手の今後に注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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