フェルスタッペン、赤旗でポールに届かず「悔しいが仕方ない。ルクレールは故意にしたわけではない」/F1第5戦予選
2021年F1モナコGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手だった。
Q3で各車が最初のアタックを終えた段階でフェルスタッペンはシャルル・ルクレール(フェラーリ)に続く2番手だった。Q3終盤、最後のアタックラップで、フェルスタッペンはセクター1で全体ベストを記録、タイム更新が期待されたが、ルクレールがクラッシュし、赤旗が出たことで、フェルスタッペンはアタックを中止せざるを得ず、2番手となった。
フェルスタッペンにとってモナコでは初のフロントロウ。決勝はソフトタイヤでスタートする。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 予選=2番手
FP3:1番手(1分11秒294/19周)
予選:2番手(Q1=3番手1分11秒124:Q2=2番手1分10秒650:Q3=2番手1分10秒576)
このサーキットの予選はとても楽しい。Q3での最初のラップはまずまずだったが、タイヤが最適な状態に入っていなかったので、最後のランにすべてがかかってくると思っていたんだ。最後のラップではトンネルに入るあたりまでとてもいい感触で走れていたけれど、赤旗が出たことで断念せざるを得なかった。快適に走っていて、ポールポジションをつかめそうだと分かっていただけに、悔しかった。
シャルルはとてもいい走りをしていたから、接戦になるだろうことは分かっていた。ファクトリーの皆もサーキットに来ている皆も、とてもいい仕事をしてくれて、そのおかげで、木曜にはマシンにとても苦しんでいたのに今の状態まで仕上がった。
今のところとてもいい週末になっている。プラクティスの状態からうまく挽回し、フロントロウからスタートできるんだ。モナコでそれは何より重要なことだよ。だから決して悪い結果ではない。赤旗に遭いながらも2番手を確保できたので喜ぶべきだろう。あとは明日、しっかりと仕事をするだけだ。
(予選後の会見で語り)トンネルのあたりまでで0.15秒ぐらい縮めていた。最初のアタックラップではターン10と11でミスをして、0.1秒以上失ったんだ。だからポールポジションか可能だと分かっていた。2回目のラップの時にはタイヤのグリップがよかったから、最終セクターでもタイムは改善したと思う。ただ、「そうなったんじゃないか」「それが可能だった」「そうなったはずだ」という仮定の話には僕は興味がない。現実は、赤旗が出て、こうなった。
ミスでウォールにヒットするのと、故意にやるのとでは全く話が違う。シャルルは単にウォールに接触した後、あそこでとまってしまった。僕も以前、あそこでやったことがある。(今回のアクシデントは)単に不運だったんだ。もちろん、ポールを狙うことができなくてがっかりしているけれど、こういうこともある。(インディカーのように)彼のラップを取り消すべきだとか、規則を変更して将来取り消されるようにするべきだとは思わない。それはフェアではないと思う。僕たちは皆、必死に走っている。特にこのサーキットを限界ぎりぎりで走るのは簡単なことではない。そういうなかではミスが出やすくなるんだ。
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