ランボルギーニSC63、2台体制で迎える初ル・マンに期待「マシンとチームは成長している」とカルダレッリ
ランボルギーニ・アイアン・リンクスのドライバー、アンドレア・カルダレッリは、WEC世界耐久選手権に今季から参戦している『ランボルギーニSC63』が初めてレースを完走できなかったにもかかわらず、スパ・フランコルシャン6時間レースでのSC63のロングランペースは勇気づけられるものであった語った。
カルダレッリは、ミルコ・ボルトロッティと、ダニール・クビアトとともに、フォーミュラE出場のため不在だったエドアルド・モルタラの代役として、ベルギーで開催されたWEC第3戦に出場した。
63号車ランボルギーニは1.8秒遅れの予選16番手となり、レースでは開始3時間目にリヤサスペンションに絶望的な問題が発生するまで、同様の順位を周回していた。
その挫折にもかかわらず、カルダレッリは、たとえ1周のパフォーマンス不足が大きな驚きではなかったとしても、SC63がスティントを通していかに安定しているかを証明したことに満足していると語った。
「最終リザルトは僕らが求めていたものではなかったが、プログラムのこの段階では、どんなトラックタイムでも僕らにとっては本当に貴重だ」とカルダレッリはSportscar365に語った。
「重い燃料量でのロングランのペースという面で、週末は非常にうまくスタートできたと思う」
「予選ラップで少しミスをしていることは分かっていた。(第2戦)イモラからは大きなことに取り組む時間があまりなかったので、イモラと大きな違いは期待していなかった」
「だけどレースウイークにデータを収集し、予選からレースまでにいくつかの改善を行うという点では前向きだったね。それを活かすことはできなかったけど、順調に進み、テストとして活用できたのは良かった」
「他のほとんどのチームとは異なり、スパではこれまで一度もテストしたことがなかったので、ちょっと『盲目的』な状況だったということも忘れてはいけない」
■1年目のル・マンにおける「現実的な」目標
スパは、SC63にとって通算4回目のレース出場だった。WECの3戦に加え、3月のセブリング12時間レースでIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にもデビューを果たしているからだ。セブリングでは、7位でフィニッシュを遂げている。
ランボルギーニSC63のル・マン24時間レース初出場を控え、カルダレッリはWECとIMSAの両車両が同時に走ることを楽しみにしていると語った。ル・マンでカルダレッリは、ロマン・グロージャン、マッテオ・カイローリとともに、追加エントリーする19号車ランボルギーニSC63をドライブする予定だ。
「1年目は現実的にならなければいけない」と彼は語った。
「だが、スパでは何かポジティブなことを示したと思うし、マシンとチームが成長しているのが分かる」
「レースウイークの走行時間は非常に限られているので、他のメーカーのように複数のクルマがあれば、作業が非常に楽になる。つまり、同時にさまざまなことをテストできるということだ」
「目標は間違いなくレースを完走することなので、トラブルを避けて信頼性を保つことが重要だ」
WECの3ラウンドが終了した時点で、ランボルギーニはまだドライバーズポイントを獲得していないが、マニュファクチャラーズランキングでは3ポイントを獲得し、キャデラックとイソッタ・フラスキーニに先んじて7位に位置している。
しかしカルダレッリは、これまでのSC63のパフォーマンスはほぼ期待どおりだと述べ、多くのライバルと比べ新車で完了したテストが相対的に不足していることを強調した。
「人々はこのクルマが去年の8月に初めてサーキットを走ったばかりであることを簡単に忘れてしまうけど、その途中ではいくつかの困難に直面していた」とカルダレッリ。
「時間とは、逃れられないものだ。ショートカットはできない」
「少なくとも僕にとっては、いまのところ予想と何ら変わりはないよ。レースウイークにテストしているような状況なので簡単ではないが、本当にやる気のある強力な人材がそろったグループだ」
「外から見ると暗いように見えても、僕らは諦めない姿勢を示している。僕はそれについて本当に前向きなんだ」
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