ランボルギーニ、欠員発生のワークスドライバーを補完。若手枠からエングストラーが昇格果たす

2025年2月18日(火)17時40分 AUTOSPORT web

 2月17日、ルカ・エングストラーは、GRTグラッサー・レーシング・チームとのDTMドイツ・ツーリングカー選手権キャンペーンに先立ち、ランボルギーニのワークスドライバーリストに追加された。


 今週月曜日にオーストリアのチームが確認したように、エングストラーはジョーダン・ペッパーとともに、2台体制を敷くグラッサー・レーシング・チームの一員として2025年シーズンのDTMを戦っていくことになる。


 エングストラーは昨年、ランボルギーニのヤングドライバー・リストに名を連ねていたが、今回の異動により完全なファクトリーステータスに昇格することとなった。


 若手ドライバーのプログラムに参加していた間、このドイツ人ドライバーはグラッサーのDTMドライバーとして2度クラス優勝を果たした。また、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのゴールドカップ・クラスでタイトルを獲得したが、このキャンペーンの大半はアウディのマシンで行われた。


 さらに、24歳の彼はインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われた『バトル・オン・ザ・ブリックス』でIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にデビューし、マカオ・グランプリのFIA GTワールドカップにもエントリーした。しかしギア・サーキットでは予選でクラッシュを喫したため、レースは欠場を余儀なくされている。


「ランボルギーニのために世界中でレースをするのは、生涯の夢が叶ったようなものだ」とエングストラーは昇格の喜びを語った。


「スクアドラ・コルセのヤングドライバー・プログラムを通じて得た機会と、彼らのサポートにとても感謝している。ランボルギーニ・ファミリーの中でステップアップして成長できることは、若手ドライバーにとって最高のモチベーションになる」


「すべてのパートナーに感謝しているが、とくにGRTファミリー全員の信頼と絶え間ないサポートに感謝したい。彼らがいなければ、いまの自分は存在しなかったと言えるだろう」

ルカ・エングストラーが2024年のDTMでドライブした19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2(GRTグラッサー・レーシング・チーム)


 エングストラーは、現在ジョーダン・ペッパー、ミルコ・ボルトロッティ、アンドレア・カルダレッリ、クリスチャン・エンゲルハート、ロマン・グロージャン、ダニール・クビアト、マルコ・マペッリ、サンディ・ミッチェル、エドアルド・モルタラ、フランク・ペレラ、レオナルド・プルチーニ、ロリス・スピネッリが所属するファクトリーロースターに加わる。


 今回の昇格によってエングストラーは、マッテオ・カイローリが抜けたことでロースターに空いた席を実質的に埋めることとなる。カイローリは先月、ファクトリー・ドライバーとして1シーズンを過ごした後、ランボルギーニを去ると発表していた。


「ルカ・エングストラーがランボルギーニのファクトリードライバーに就任することをアナウンスでき、大変嬉しく思う」と語るのは、ランボルギーニのモータースポーツ責任者を務めるマウリツィオ・レスキウッタ。


「当社のヤングドライバー・プログラムを通じ、私たちはルカのパフォーマンスを分析した。彼は卓越した技術とプロフェッショナルとしての進歩を示しており、彼はこの昇格に完全に値する」


「私たちは、ルカをGTレースのトップレベルの選手権であるDTMに、TGIランボルギーニ・チーム・バイ・GRTから出場させることを選択した。これにより彼は、ふたたびこのカテゴリーの最高のスペシャリストと競い合い、技術力をさらに高めることができるようになる」


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