フェルスタッペンに不運なタイヤトラブル「勝利を目前にリタイア...時々このスポーツが嫌いになる」F1第6戦
2021年F1アゼルバイジャンGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはタイヤトラブルでリタイアした。
3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは18周目にトップに立ち、レースをリードしていたが、タイヤのトラブルでストップ、51周のレースの45周目でリタイアとなった(18位完走扱い)。フェルスタッペンの左リヤタイヤはメインストレートで突然パンク。スピンを喫したものの、フェルスタッペンには幸いけがはなかった。
F1タイヤサプサイヤーであるピレリのF1およびカーレーシング責任者マリオ・イゾラは、タイヤトラブルの原因はデブリによるカットであるとの初期見解を示し、同じくタイヤトラブルでクラッシュしたランス・ストロールのアストンマーティンのデブリによりフェルスタッペンのタイヤが傷ついた可能性があるとコメントした。
フェルスタッペンはノーポイントに終わったが、タイトル争いのライバル、ルイス・ハミルトン(メルセデス)もポイントを獲得できなかったため、依然としてポイントリーダーの位置を保っている。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 決勝=リタイア(18位完走扱い)
レースをリードし、フィニッシュが間近だったのにリタイアしなければならず、本当に悔しい。走っていて、何の異常も感じなかった。突然左リヤが壊れ、ウォールに激しくヒットすることになった。あそこでクラッシュするのは恐ろしいよ。正確な原因はまだ分からないが、しっかり調査されるはずだ。
あのアクシデントまでは最高の一日を過ごしていた。マシンの感触は完璧で、楽にリードを保っていたんだ。余裕でワンツーを飾れると思ったが、このスポーツではいつ何が起こるか分からない。
優勝できなくてがっかりしているけれど、チェコ(セルジオ・ペレス)が勝ったことは喜んでいる。今日、彼はチームが望むことすべてをやり遂げた。好スタートを決めて、ピットを利用して僕も彼もルイスの前に出ることができた。チェコはレースのほとんどを(ルイス相手に)防御しながら走っていたと聞いた。だから自分が勝てないのであれば、彼が勝ってよかったと思う。
チェコは人間としてもチームメイトとしても素晴らしい。彼が表彰台で笑顔になっているのを見てうれしかった。レッドブルでの初勝利を挙げたんだ。
ルイスとのポイント差を拡大するチャンスを逃したことが残念だ。通常のサーキットに戻れば、メルセデスが強さを取り戻すことは分かっているからね。でも、この世界では何が起こるか分からない。今日の優勝はチームにとっていい結果だった。
(レース後、会見で語り)チェッカーを目前にして、タイヤのパンクでリタイアしなければならないなんて、すごく悔しいし、がっかりだ。本当に残念だよ。時々このスポーツが嫌いになることがある。でも数時間たてば、元気になると思うよ。
ルイスがリスタートのターン1で直進したのは僕たちにとってはラッキーだった。おかげで世界選手権で今もトップに立っていられるからね。でもそれは僕たちが望んでいた形ではない。今日は優勝して彼とのギャップを広げたかったんだ。
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