DTM公式テストがニュルブルクリンクでスタート。エングのBMWが初日トップタイム
6月8日から、ニュルブルクリンクでDTMドイツ・ツーリングカー選手権の公式テストがスタートした。BMW M4 DTMが4台、アウディRS5 DTMが5台と合計9台が参加し、午前、午後のセッションを走行。1日目はフィリップ・エング(BMW M4 DTM)が1分19秒204でトップタイムをマークした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年はカレンダーが二転三転。さらに開幕前にアウディの2020年限りでの活動終了が発表されるなど、激震が走っているDTM。そんななか、6月8日からニュルブルクリンクで、9台が参加して開幕に向けた公式テストがスタートした。
参加したのは、BMW勢がエング、シェルドン・ファン・デル・リンデ、マルコ・ウィットマン、そしてプライベーターとして参戦するロバート・クビカがステアリングを握った。アウディ勢はロビン・フラインス、フェルディナンド・ハプスブルク、マイク・ロッケンフェラー、レネ・ラスト、ファビオ・シェーラーという5人だ。
午前、午後の2セッションが行われるなか、エングは午前に1分19秒204とトップタイムをマーク、フラインスのアウディが2番手。ハプスブルクが3番手につけた。午後はロッケンフェラーが1分19秒836をマークしトップに。エング、ハプスブルクが3番手につけた。1日目はエングの1分19秒204が総合トップタイムとなった。
「まず第一に、僕たちがここで公式テストを行うことを保証するために、さまざまな安全のためのコンセプトを準備してくれた人たちに大きな賛辞を送りたいね。ガレージに戻り、燃料のにおいを嗅ぐことができたのは素晴らしいことだよ。それに今日は、僕たちはいい一日を過ごすことができたね」とエング。
また今回のテストでは、今季からDTMに導入された新たな機構も試された。高速でのスピンやアクシデントの際に、車両が空中に浮かぶ『ハイ・ヨー・リフトオフ』ことを避けるための『HYLOデバイス』と呼ばれる、リヤウイングステーの表面面積を拡大するデバイスがトライされた。
さらに、リヤフェンダー後端下部の箱状の空力パーツで、通称“シューボックス”と呼ばれる部分が、今季からカーボン素材ではなく、天然ファイバーで製作された。これはコンポーネントの剛性を高め、損傷した際に路面にパーツが飛散することを避けること、製造の際の二酸化炭素排出量を減らす目的があるとしている。
このDTM公式テストは6月11日まで行われる。
「BMW」をもっと詳しく
「BMW」のニュース
-
「夢だった!」4児の母・菊池瑠々、初の愛車にBMWオープンカーを購入 ドレス姿で2ショット「いつみてもかっこいい」4月18日12時22分
-
スーパーGT初戦で表彰台獲得のStudie BMWクルッテンが喜び「素晴らしいデビューだった!」パートナー荒も絶賛4月14日20時57分
-
クロフトで開催された2回目のBTCC公式テストは、2台のBMWやフォード艦隊を抑えたヒョンデが最速4月13日7時45分
-
榎戸育寛、EWC第1戦ル・マン24時間に参戦。Team Étoile渡辺一樹の代役で初のBMWをライドへ4月10日15時1分
-
ローヴェのBMWがGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ開幕戦で優勝。PP獲得のランボルギーニを破る4月10日7時10分
-
開幕前BTCC公式テストはBMWのジェイク・ヒルが最速。王者アシュリー・サットンは複数年契約を更新4月8日17時50分
-
バイクじゃなくてeパルクーラー? BMWの電動モビリティ「CE 02」とは4月5日11時30分
-
BMW「MINIダイナースカード」が登場! そのサービス内容は?4月2日9時33分
-
BMWモトラッド、究極のクロスオーバー『新型M 1000XR』『新型S 1000 XR』を5月24日に発売4月2日6時14分
-
BMW、革新的な駆動とシャシー制御で次世代SAVを具現化した『ビジョン・ノイエ・クラッセX』を公開3月27日12時10分