メルセデスF1、ハミルトンのマシンに発生したオイル漏れの詳細を特定。「出走できないリスクがあった」
メルセデスは、F1第7戦カナダGPでルイス・ハミルトンのマシンに発生したオイル漏れについて、スロットルアクチュエーターが関係していたことを明らかにした。
油圧漏れは土曜日の予選後に見つかったが、F1のパルクフェルメのルールにより、メルセデスは日曜日の朝まで問題の原因やその深刻度を特定することができなかった。
トラックサイドエンジニアリング担当ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、メルセデスのレース解説動画『Pure Pitwall』において、「レース前にルイスのマシンにはいくつか問題があったが、実際にそれが明らかになったのは予選後のことだった」と語った。
「フロアを落としてみると、オイルが付いていることに気づいた。どこかから漏れていたのだ。そしてデータからは、油圧が下がっていることが分かった」
「問題だったのは、マシンはパルクフェルメに一晩置くことになっており、マシンに触れたりさらに調査をすることが許可されていなかったことだ」
「そのため、調査は日曜の朝に持ち越された。日曜にはまたマシンに触れることができるので、メカニックは作業をすることができる」
厳密な調査の結果、決勝レースまでのたった数時間の猶予のなかで、ハミルトンのマシンからパワーユニットを取り出し、油圧システムの一部のパーツを交換するという大仕事が行われることになった。
「我々はパワーユニットを取り出さなければならなかった。オイル漏れがスロットルアクチュエーターにあることを突き止めたので、スロットルアクチュエーターと、油圧システムに関連するパーツを交換するための申請をFIAに提出した」
「その作業は大仕事だった。多くのことをそのなかでやらなければならなかった。それにレースのスタートに向けてルイスのマシンを元に戻すのに、非常に時間は限られていた」
「その時間内に作業を終えることができて、とても喜んでいる。原因不明のトラブルや漏れがあると、問題を見つけたり特定したりするのに、どれだけの時間がかかるかわからないものだ。だが、我々はマシンを元に戻すことができた」
「エンジンをかけた後に、新たな問題が見つかるリスクがあった。もしまたエンジンを取り外さなければならなかったら、時間が足りなくなり、おそらくレースをスタートさせることすらできなかっただろう」
「だが作業にあたったエンジニア全員の仕事は素晴らしいものだった。非常に喜ばしいことに時間までにマシンは元に戻り、レースを優勝で終えることができた」
「メルセデス」をもっと詳しく
「メルセデス」のニュース
-
楽0—2ロ(4日) ロッテが無失点リレー5月4日16時17分
-
ロッテ・メルセデス 6回無失点もまた無援...今季5度目の先発も白星ならず5月4日15時29分
-
【ロッテ】メルセデス、守備にも支えられ6回無失点の粘投も今季初勝利はお預け…防御率は0・780・62に5月4日15時20分
-
楽天・内星龍—ロッテ・メルセデス…スタメン発表5月4日12時40分
-
ロッテ・メルセデス、4日楽天戦に先発「自分の仕事に100%の力を出します」5月3日13時39分
-
マンハッタンで史上初のF1デモ走行を実施。ハミルトンがメルセデスW12をドライブ5月2日12時22分
-
メルセデスのTDアリソンはF1スプリントのセッション順変更を歓迎「週末を通してより柔軟性を持たせられる」4月30日7時0分
-
[ロッテ]佐々木、メルセデスが子供たちと触れ合い—「マリーンズ・キッズボールパーク」4月28日14時2分
-
ロッテ、7連敗...吉井監督、復帰の安田に期待「彼が頑張ってくれないとチームもよみがえらない」4月27日18時43分
-
F1オーストラリアGPのスチュワードを務めたハーバート、アロンソへのペナルティをめぐり「殺害予告を受けた」と明かす4月27日6時50分