F1第1戦オーストリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
2020年F1第1戦オーストリアGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーは、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、エステバン・オコン(ルノー)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だ。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=10位
苦しむことは予想していたとはいえ、期待外れのレースだった。レースの最初から最後まで苦労していた。予選の時のような感じで、2周走り終えたぐらいからずっとだ。金曜日のバランスとスピードはどこかに消えてしまい、コースから飛び出さないように走り続けることだけでも簡単ではなかった。来週末にもっといい結果を出すために、今日苦しんだ原因を探る必要がある。
(formula1.comのインタビューで語り)正直言って、スピンが1度で済んでハッピーだよ。とても苦労した。カルロスがターンインした時、すぐそばに僕がいた。できるだけ近づこうとしていて、リヤのコントロールを失った。
今日は何度かリヤが滑る場面があった。だからああいうことが1度で済んでよかったと思っている。
■アルファロメオ・レーシング・オーレン
アントニオ・ジョビナッツィ 決勝=9位
今日の結果に大いに満足している。昨日の予選が厳しかったので、ポイントを獲得できれば上出来だと思っていた。レースも楽ではなく、序盤は少々苦戦したが、レースが進むにつれてペースは徐々に良くなった。
もちろん、今回のように波乱の多いレースでは多少の運も必要だけど、運が巡ってきたときにしっかりと両手でつかむ準備はできていた。僕らはそのために必死で頑張ったし、最終的に9位に入ることができて、いいシーズンの滑り出しになったと思う。ガレージとファクトリーのみんなのためにも、本当にうれしいよ。
まだ改善の余地は多いとはいえ、これはまだシーズン最初のレースで、これからたっぷりと時間はある。来週このクルマで、またレースをするのが楽しみだ。
■ルノー・DPワールド・F1チーム
エステバン・オコン 決勝=8位
今日はまず、僕自身がレースに復帰できたことがうれしかった。ポイント圏内でのフィニッシュは悪くない結果だ。僕の腕前が少々鈍っていたことを考えればね!
レースの内容にも満足しているけど、さらに上位を狙うには、言うまでもなく、予選でもっといいポジションを取る必要がある。レースペースは良かったし、クルマのフィーリングにも問題はなかった。
これから今日のレースを振り返って、来週に向けてどこを修正し、改善できるかをチェックしたい。もっと上位を争うチャンスがあるのは分かっているから、来週のレースが本当に楽しみだよ。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=7位
長い待機期間を経て、ようやくレースに戻ってくることができて、最高の気分だった。しかも、シーズン最初のレースはエキサイティングな展開になったよね。
決勝で7位を獲得できると、事前に誰かに予言されたとしたら、大喜びしていただろう。だから今日の結果には満足していいと思う。週末の出だしは苦労しただけにね。
難しいレースになることは分かっていた。ルノー、マクラーレン、レーシングポイントはとても強力だ。それでもコース上でいいバトルを何度かできたし、最後までアクシデントに巻き込まれることもなかった。すごくいいレースだったと思うよ。
■BWTレーシングポイントF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=6位
今日はハードな戦いを強いられた。ペースは良かったし、6位入賞はシーズンの滑り出しとしては悪くない。もう少し上位でフィニッシュすることも可能だったとは思うけど。
セーフティカーのタイミングに関して、あまり運がなかった。まあ、2回目のピットストップをすべきだったと、レースが終わったあとで言うのは簡単だが、その場での判断は難しかった。終盤は、よりフレッシュなタイヤを履いたドライバーたちを相手にポジションを守らねばならなくなり、それがなかなか難しい仕事だった。
とはいえ、クルマと自分たちのパフォーマンスについて、多くを学べたという意味ではいいレースだった。何よりもポジティブなのは、僕らのパッケージに相当な競争力があるという点だ。来週もここでまた、上位を争う戦いができると思っている。
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