F1技術解説 オーストリアGP:マクラーレンのディフューザーにライバルも関心「かなりいい線だね」
マクラーレンは第1戦オーストリアGPで、ランド・ノリスがキャリア初の3位表彰台を獲得。カルロス・サインツJr.も5位を獲得。レーシングポイントと並んで、フェラーリをしのぐパフォーマンスを披露した。マクラーレンはこのレースに、顕著な変更を施したディフューザーを投入した。
具体的にはディフューザーを構成するエレメントのうち、気流を車体外側に逃がす両端の形状変更である。ウィンターテストに登場したMCL35のディフューザーは、両端が複雑な曲線を描いていた。それが今回は、両端がより直角に近い形状になっている。
ディフューザーの主な役割は気流をリヤウイングへと跳ね上げることにあるが、「実は外側へと逃がすことも、非常に重要だ」と、ルノーのテクニカルアドバイザーのボブ・ベルは言う。
「ところが効率良く外側に気流を逃そうとすると、高速回転しているリヤタイヤの乱流の影響をもろに受けてしまう。そこでいかにその乱流の影響を少なくするかに、知恵を絞ることになる。今はまだすべてのチームが、最適解を探して試行錯誤を続けている段階だ。とはいえ開幕戦での結果を見る限り、マクラーレンの今回の試みはかなりいい線いっている印象だね」
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