米放送局がMLB前半戦のMVPに大谷翔平を選出!「合理的な反論はない」と対抗不在を強調
大谷はオールスターに2番・指名打者で出場した(C)Getty Images
2023シーズンも折り返しを迎えたメジャーリーグ。現在はオールスターブレイクに入り、各球団の多くの選手にとっては僅か数日ではあるものの、後半戦に向けて束の間のコンディション調整の期間でもある。
今季も連日のように激しいプレーがみられたレギュラーシーズン、ここまでの戦いで最も注目を集めたと言ってもいいプレーヤーがエンゼルスの大谷翔平だ。前半戦では特に打撃面で多くの劇的なシーンを演出してきている。両リーグ通じてトップの32本塁打に加え、打点71もリーグ2位、打率も3割を維持しており、三冠タイトルの可能性も十分だ。さらに、連続試合安打や6度にわたっての「サイクル未遂」など、キャリアで最もバットが冴えわたるシーズンを送っている。
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もちろん、マウンド上でもハイパフォーマンスを披露した。直近2度の登板は指の負傷というアクシデントに見舞われたものの、ここまで7勝を記録。すでに後半戦初戦のアストロズ戦に先発することも伝えられており、プレーオフを目指すエンゼルスの大黒柱として、首脳陣からの信頼や期待も変わることはない。
「リアル二刀流」での進化を続け、MLBの話題をさらってきたここまでの大谷に、現地メディアからもこれ以上ないほどの賛辞が贈られている。
米放送局『CBS Sports』の公式サイト上では「2023 MLBミッドシーズン・アワード」と題し、各リーグで特に高い成績を残したプレーヤーを取り上げ、前半戦での「MVP」「サイ・ヤング賞」「新人王」を独自で表彰するトピックを配信。開幕から輝きを放った選手をフォーカスする中でアメリカンリーグMVPには大谷の名前が挙がっている。
それについて同メディアは「これは僅差ではないし、オオタニに反対する唯一の論拠は、無知な人か、何らかの理由で意図的に彼の名前を挙げないようにしている人のどちらかだろう」と同賞での対抗馬となる選手が不在であると主張。
さらに打撃成績を振り返りながら「これだけでもMVPに相応しい」と評しており、さらには「オオタニに匹敵するほど価値のある選手が他にいるかどうか」として、別格の存在であるとも指摘している。
また、今月に入りチームの苦戦が続いているものの、先月末まではプレーオフ出場圏内を維持していたことの貢献度も称えており、それらを踏まえ「オオタニに対する合理的な反論はない」と前半戦のリーグMVPが当然であると見解を示している。
もちろん、今後はシーズンを通して、自身2度目のMVP受賞への可能性も論じられていくことも言うまでもないだろう。オールスター明けからも投打でスタジアムを沸かせてくれることを、多くの野球ファンは期待してやまない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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