ライバルを熱くさせた“異例の光景” 大谷翔平との対決を球宴右腕が回想「引退したら俺はオオタニと対戦したと言える」
異次元の活躍を見せる大谷。彼との対戦は多くのメジャーリーガーたちも興奮するものとなっている。(C)Getty Images
レギュラーシーズンの戦いが佳境を迎えようとするなかで、大谷翔平(エンゼルス)の異次元ぶりが際立っている。
彼の偉才さは投打ともに凄まじいのだが、とりわけ打者としての成績は圧巻の一語だ。打率.306を打ちながら、アメリカン・リーグ断トツトップの40本塁打を記録。さらに出塁率.410、長打.666、OPS1.076と「超一流」と言うべきハイスタッツを居並べているのだ。
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2桁勝利(10勝)をマークする投手が、ホームラン王争いを独走する。この非現実的とも言えるパフォーマンスを披露する大谷には、ライバルたちからの賛辞は尽きない。
「本当に彼は信じられないよ」
そうポツリと語ったのは、ダイヤモンドバックスのエース、ザック・ギャレンだ。今季に11勝を挙げている右腕は、現地8月10日に公開となったドジャースの外野手ムーキー・ベッツのポッドキャスト番組『On Base With Mookie Betts』で大谷への想いを赤裸々に告白した。
今夏にシアトルで開催されたオールスターで大谷と対戦したギャレン。地元マリナーズのファンから「シアトルに来い!」という異例の大合唱も起きた球場の雰囲気について「シアトルなのにあんなチャントが起きるんだ」と強調。そして、鋭いカーブで空振り三振を奪った直接対決を振り返った。
「ここで打たれたら球場は大熱狂だろうなとは思ったよ。彼のスイングに対して、僕ら投手が狙える穴は少ない。でも、どこかを狙わなければいけないんだ。そもそも彼から三振を奪うなんてクレイジーだよ」
「捕手を務めてくれたマーフィーには感謝しないといけない。僕が(配球を)決めることになっていたら、オールスターだし、関係ないって感じでフルカウントから速球を投げていたと思うよ。でも、彼(マーフィー)は打ち取るためにカーブを要求したんだ。それが良い方向に出たんだ」
ここでベッツから「直球勝負だったらどうなっていたと思う?」と問われたギャレンは返す刀で「間違いなく700フィートかっ飛ばされていただろうね」と吐露。笑みを浮かべながら、こう続けた。
「もちろん、ストライクゾーンを外していればフォアボールだろうし、ゾーンに入っていれば、太平洋まで飛ばされたんじゃないかな。とにかく彼は自分が現役引退した後に『俺はオオタニと対戦したんだ。史上最高の選手と対戦したんだ』と言える選手だよ」
規格外のパフォーマンスを続け、人々を魅了し続ける大谷。その一挙手一投足には、野球人たちが胸を熱くさせている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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