菊池雄星は5回まで1失点 エンゼルス移籍後初勝利の権利ゲット 大谷翔平に適時打許すも大崩れせず
2025年5月19日(月)7時2分 スポーツニッポン
◇インターリーグ エンゼルス—ドジャース(2025年5月18日 ロサンゼルス)
エンゼルスの菊池雄星投手(33)が18日(日本時間19日)、敵地でのドジャース戦に先発。5回まで1失点にまとめ移籍後、初勝利の権利を手にした。
初回、今季初対戦となった花巻東の後輩、大谷を中飛に打ち取ると、無失点の立ち上がり。2回はパヘスを空振り三振に仕留めるなど3者凡退だった。
3回2死から大谷にこの試合、初安打となる左前打を許したが、次打者・ベッツを空振り三振に仕留め、ピンチを広げなかった。4回も1死から好調・フリーマンに右前打を許したが、続くパヘスを空振り三振、エドマンを三ゴロに打ち取った。
ところが、5回は先頭のE・ヘルナンデスを四球で出し、1死から捕手ダーノーのけん制悪送球で二塁まで進まれ、初めて得点圏に走者を背負った。ロハスを直球で見逃し三振に仕留めたが、2死から大谷にチェンジアップを右前に運ばれ、失点。さらに、ベッツ、スミスも2者連続四球で歩かせ満塁にピンチを広げた。それでもフリーマンを96・8マイル(約155・8キロ)の直球で左飛に打ち取り、最少失点で切り抜けると、マウンド上で4度、グラブを叩き息を吐いた。ベンチに戻る際にももう一度、グラブを叩き、感情を出した。
打線は初回にネトが先頭打者アーチを放つと、ウォードにも12号2ランが飛び出し、3点を先制。3回にはダーノーの適時打で4点目を奪い、左腕を援護した。
エンゼルス移籍1年目の今季は自身初の開幕投手を務めたが、ここまで9試合に登板して0勝4敗、防御率3・72。前回12日(同13日)のパドレス戦も6回7安打4失点で白星をつかめなかった。
昨季までの大谷との対戦成績は23打数で3本塁打を含む7安打5打点で打率・304。同じ花巻東(岩手)出身の後輩に打たれており、2月28日のオープン戦でも先頭打者弾を浴びた。