周冠宇、アルファロメオF1での将来についてチームとの話し合いが進行中「夏休み終了前に見通しを明確にしたい」
ザウバーのジュニアドライバーであるテオ・プルシェールがF1にステップアップするという話が出ているなか、アルファロメオの周冠宇はF1の休暇中にチームにおける自身の将来が明確になることを望んでいる。
バルテリ・ボッタスとチームとの契約は2024年まで確保されているが、周とチームとの契約の期限は今シーズン末だ。現在F1で2シーズン目を迎えている周は、経験豊富なチームメイトと肩を並べる好成績を収めている。しかしふたりともC43の効率の悪さに対処しなければならない状況にある。
ザウバーは徐々に将来のアウディのアイデンティティーへと移行しつつある。チームはドライバーラインアップを変えずに維持したいと表明しているが、周が2024年も残留できるかどうか現時点では確定していない。周は、プルシェールの潜在的な脅威にもさらされている。アルファロメオの才能あるリザーブドライバーであるプルシェールは、FIA F2選手権であと3ラウンド6レースを残すところ、現在首位に立っている。
しかし周は自身の優先事項に集中しているため、プルシェールについてはほとんど考えていないと認めている。
「公平に考えると、毎年年の初めから、何人かのドライバーはシートを得るチャンスがあるだろうと人は言おうとするものだ」と周は最近スパ・フランコルシャンでメディアに語った。
「でも僕としては、他のドライバーが彼らの出ている選手権で何をしているかなんて気にしていない」
「僕がする必要があるのは、ここに所属していること、向上していること、大きな一歩を踏み出していることを証明することだ。そうすれば心配することはあまりないだろう」
「でもミスをたくさんしたら、自分はここにいる資格がないと感じるかもしれないし、彼らがシートを得るチャンスをつかむのは当然だ。僕がすべてを完璧にこなせば、(シートを喪失すると)心配する理由は何もない」
周は2024年以降のことについてザウバーの上層部との話し合いが進行中だと示唆した。24歳の周はそうした話し合いによって、今月末にザントフォールトでレースに戻るまでに、自身のF1での将来について全体像がより明確になるだろうと望んでいる。
「夏休みが終わる前に見通しをはっきりさせたい。書類にまとめてすべてを実現するために何をすべきか考えなければならないが、ちょうど僕のマネジメントがチームと話し合いを行っているところだ。だから様子を見なければならない。でもブダペスト(予選5位)が助けになることは間違いない」
「僕たちはすべての機会にオープンでいるが、僕の優先事項はここに留まることだ。2年が経った今、僕はチームのなかで本当に落ち着いたと感じているからだ」
「ルーキーとして加入すると1年契約になるだろう。でも2年経ったらもう少し長い契約が欲しい」
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