「ファームはワースト3位」“電撃解体”エンゼルスの将来を米メディアは危惧「オオタニは去る可能性がある」
打者として奮闘を続ける大谷。FAとなるオフの動向が注目される(C)Getty Images
現地8月29日(日本時間30日)、エンゼルスの大谷翔平は敵地で行われたフィリーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。5打数3安打2打点の活躍を披露したものの、チームは7-12と大敗。3連敗で借金は今季ワーストの「7」となった。
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悲願のプレーオフ進出を目指した今季のエンゼルスだが、現在ワイルドカード圏内までは11.5ゲーム差と悲願達成は絶望的な状況となっている。
そんなチームにこの日の試合前、激震が走った。現地の各メディアはエンゼルスが先発投手のルーカス・ジオリト、救援投手のマット・ムーア、レイナルド・ロペス、ドミニク・リオーネ、外野手のハンター・レンフロー、ランダル・グリチェクをウェーバー公示にかけたと伝えたのだ。主力6選手の放出は事実上の“終戦宣言”となった。
米スポーツ専門サイト『Bleacher Report』は記事を配信し、チームの“解体”を決断したエンゼルスに反応した。
同メディアは現状のエンゼルスについて「エンゼルスのスーパースター、ショウヘイ・オオタニはまだチームの指名打者を務めているものの、UCL(内側側副靭帯)の損傷を負い、投手でのシーズンを終えた。残念ながら、同じくエンゼルスのスーパースター、マイク・トラウトは完全に欠場となった。左手の有鉤骨骨折を負い、38日間故障者リストに入っていた。トラウトは先週の火曜日に復帰したが、さらに痛みを感じ、金曜日にIL(負傷者リスト)に戻った」と、大谷とトラウトの怪我について記載。
主力6選手の放出については「エンゼルスがワイルドカード枠からあと11.5ゲームも離れており、エンゼルスの動きはアナハイムで白旗が振られることを意味しているに過ぎない」と、事実上の“終戦”を示唆した。
また、同メディアは今回の動きを受けて「今、チームの将来には大きな疑問がある。オオタニは今シーズン限りでこの町を去る可能性がある。投手陣はアメリカン・リーグでワースト4位の防御率。トラウトは過去3シーズン、怪我で200試合以上出場できなかった。そして、エンゼルスのファームシステムは球界ワースト3位にランクされている」とチームの現状を指摘し、「結局のところ、現在のアナハイムには多くの希望が見いだせないだけであり、今回の動きはチームの暗い未来を象徴しているに過ぎない」と、エンゼルスの将来に危機感を示した。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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