エンゼルス・菊池雄星5回まで無失点 ついに移籍後初勝利か 7連勝中のチーム3―0とリード
2025年5月24日(土)12時2分 スポーツニッポン
◇インターリーグ エンゼルス—マーリンズ(2025年5月23日 アナハイム)
エンゼルス・菊池雄星投手(33)が23日(日本時間24日)、本拠でのマーリンズ戦に先発し、5回まで5安打2四球4三振無失点で勝利投手の権利を得た。今季は過去10度の先発で5度のクオリティースタート(QS)をマークしながら援護に恵まれず0勝4敗。この日は5回表を終えて3—0とリードしており、移籍後初勝利が見えてきた。
初回2死から四球を与えたが、4番・ノービーはチェンジアップで二ゴロ。2回は先頭の5番・ストワーズに初安打を許したものの、7番・ヒルはスライダーで空振り、8番のJ・サンチェスは直球で見逃しと連続三振に仕留めた。ここまで7連勝中のチームはその裏、4番・ウォードがマーリンズ先発アルカンタラから右翼ぎりぎりへ先制15号ソロを放った。
3回は1死から1番・ラミレスを右前打で出塁させるも、2番・ワガマンを最速96.2マイル(約154.8キロ)で右直に抑えた。4回は四球のノービーをけん制で誘い出して2死とした後に、強烈なライナーで自身のグラブをはじかれる内野安打などで一、二塁とされながらも、J・サンチェスを一ゴロで切り抜けた。
エンゼルスは4回、ウォードの右犠飛、6番・オハピーの適時二塁打で2点を追加。菊池は5回2死からワガマンに中前打を打たれたが、3番・ロペスを右飛に打ち取った。
菊池は18日(日本時間19日)のドジャース戦の6回、一塁ベースカバーで打者走者と接触し、右足首をひねって交代していた。5回2/3を3安打1失点で勝敗はつかなかった。マーリンズとの対戦はブルージェイズ時代の23年6月20日以来2年ぶり2度目。2年前は6回2安打無失点だった。