F1イタリアGP主催者が観客に謝罪。週末3日間で33万人が来場も、インフラや運営面の不備で不満続出
F1イタリアGPの主催者は、モンツァでのレースに来場したファンに対し、イベントを通じて多くの不便があったことを謝罪した。
2022年F1世界選手権第16戦イタリアGPは、3日間で33万6000人の観客がモンツァのゲートを通り抜け、大成功を収めた。しかしながら、この数字はサーキットのインフラと運営にとって重圧となった。
ファンたちは施設に入るのに長蛇の列に並ばなければならなかったが、内部に入るとトークンシステムが不十分で、誰もが食べ物や水を手に入れるのに不自由をしたり、また一部のエリアでは観客が大勢集まってしまったために、コース上のアクションへの視界が遮られてしまったりするなど、多岐にわたる不満が寄せられた。
モンツァはソーシャルメディアで問題があったことを認め、「綿密な検証」が進行中だと述べた。
「アウトドローモ・ナツィオナーレ・モンツァは、前回のイタリアGPに集まった多くのファンがさまざまな不便を強いられたことについて、遺憾の意を表明する」と主催者は述べた。
「組織とスタッフは、前回の観客動員記録を上回るイベントを作り上げるために最善を尽くした」
「アウトドローモ・ナツィオナーレ・モンツァにとって、ファンの体験は最優先事項だ。こうした理由から綿密な検証が始められている。また、パートナーとともに重要な問題を突き止めて調査し、このような事態が将来繰り返されないように結果を受けた対策を講じていく」
モンツァがイタリアGPを開催する契約は2025年まで有効だが、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、会場は施設を改善する必要があり、改善されなければF1カレンダーの枠を失う危険があると警告している。
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