2連覇に王手のフェルスタッペン シンガポールGPでタイトル確定なるか
シンガポールGPのパドックでチームスタッフらと談笑するレッドブルのマックス・フェルスタッペン((c)RedBull Content Pool)
F1第17戦シンガポールGPが30日に開幕した。決勝は10月2日。今季11勝を挙げるレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)がシリーズ2連覇に王手をかけており、注目の一戦となる。
ポイントリーダーとして335点をマークしており、ランク2位で追うフェラーリのシャルル・ルクレール(オランダ)とは116点差。今回を含めて残り6戦で、シンガポールGP終了時点で138点差をつけるのがタイトル確定の条件。優勝できなければ、次の第18戦日本GP(10月9日決勝、三重・鈴鹿サーキット)に持ち越しとなる。
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これまで2002年にフェラーリに所属したミハエル・シューマッハー(ドイツ)が残り6戦でタイトルを確定させており、F1での最速タイトル決定となっている。その年は全17戦で第11戦フランスGPでチャンピオンとなった。
フェルスタッペンがシンガポールGPでタイトルを決めれば、残り5戦での確定で、ウィリアムズのナイジェル・マンセル(英国)が1992年に挙げた記録に並ぶ。この年は全16戦で、11戦目のハンガリーGPで自身唯一となるチャンピオンを射止めた。
フェルタッペンは今季12戦目を懸けたレースにもなるが、「レース中はあらゆることに準備しておく必要がある。セーフティーカーが出ることが多くなるからね。このコースは完璧なラップをまとめるのが非常に難しい。タイトルのことはあまり考えないでいる」とグランプリ開幕前に淡々とコメントした。
シンガポールGPのコースは市街地サーキット。事故などでセーフティーカーが投入される機会が多く、レースタイムも2時間近くに及ぶ。スピード化が進むF1の中でも屈指の長丁場レースだ。ピット戦略の駆け引きも重要で、過去12戦中、8戦でポールポジションを獲得したドライバーが優勝を飾っている。
昨年は最終戦アブダビGPで、逆転で優勝を飾り、初のシリーズ王座を手にした。が、終盤にレーススチュワードが通常とは異なるセーフティーカーの手順をしたことで大きな混乱を来し、タイトル争いをしていたメルセデスからは異議申し立てが一時出されるなど、事態は紛糾した。
今季については常勝軍団といわれたメルセデスのマシンが全くの不発だったこともあり、フェルスタッペンがぶっちぎりでランキングトップを独走中。誰にも文句を言わせぬためにも週末のシンガポールGPで早々にタイトルを決着させたいところだ。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
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