5年ぶりに日本人ドライバーがF1へ。山本尚貴がトロロッソ・ホンダを駆り日本GPフリープラクティスに出場
2018年に全日本スーパーフォーミュラ選手権およびスーパーGTでタイトルを獲得した山本尚貴が、2019年F1第17戦日本GPで、トロロッソ・ホンダF1チームから金曜フリープラクティス1に出走することが、7日、正式に発表された。
現在31歳の山本は、長年ホンダ傘下でフォーミュラ・ニッポン/スーパーフォーミュラおよびスーパーGTに参戦、スーパーフォーミュラでは2013年と2018年に王者となった。スーパーGTでは昨年、TEAM KUNIMITSUで2009年F1チャンピオンのジェンソン・バトンと組んでタイトルを獲得、国内最高峰カテゴリー二冠を達成、2019年も両カテゴリーに参戦している。
ダブルタイトル獲得により、F1に出場するために必要なスーパーライセンス取得の条件に近づいた山本は、2018年F1最終戦アブダビGPを訪れ、現場を視察。F1への思いが強くなるなか、今年に入ってからは、7月末のドイツGP、8月末から9月初めのベルギーGPでトロロッソ・ホンダF1チームに合流し、グランプリウイークエンドのプロセスを間近で見守った。
現在F1にパワーユニット(PU/エンジン)マニュファクチャラーとして参戦しているホンダは、F1フリープラクティス出走に向けて山本をサポート、また、ホンダのパートナーであるレッドブルも協力し、山本にシミュレーターを使って準備を行う機会を提供してきた。こうした関係者の努力の末、10月11日、ホンダのホームグランプリF1日本GPのFP1で、山本がトロロッソSTR14・ホンダを走らせることが、ついに正式に決定した。
山本は、ホンダ、レッドブル/トロロッソに感謝、幼いころからの夢だったF1マシンでの走行を日本人ファンの前で実現できることを喜ぶとともに「チームが予選と決勝でいい結果を残せるよう、有益なデータを集めることが私のメインの仕事になりますが、それと同時に自身のパフォーマンスを最大限に発揮できるよう努めたいと思います」と意気込みを見せている。
本田技研工業株式会社 ブランド・コミュニケーション本部長である森山克英氏は、「今回、鈴鹿という舞台で、山本選手が現代のF1マシンをドライブする姿をファンの皆様にご覧いただけることを非常に嬉しく思っています」とコメントしている。
「山本選手には、この経験を糧にさらに強いレーシングドライバーに進化していってくれることを期待していますし、日本のドライバーを代表してF1日本GPで大きな足跡を残すことで、後に続く若手ドライバーへの大きな刺激となってくれればとも考えています」
F1公式セッションで日本人ドライバーが走るのは、2014年の小林可夢偉(ケータハム)以来のこと。5年ぶりに日本人ドライバーが登場する2019年日本GPは、10月11日から13日に開催される。
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