ホンダF1、今季2勝を携えホームの日本GPへ「モチベーションはいつも以上に高い。特別な舞台で最善の結果を目指す」と田辺TD
2019年F1第17戦日本GPに向け、ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターが、鈴鹿サーキットは非常にチャレンジングなサーキットだが、ホームグランプリでいい戦いをするため最善を尽くすと語った。
2018年、トロロッソとともに臨んだ日本GPでは、予選では6番手と7番手と好調だったものの、決勝ではトップ10に入ることができなかった。今年はレッドブルとトロロッソの2チーム体制で好結果を目指す。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンはここまで2勝を挙げ、ドライバーズランキングでは4位につけている。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは、ルーキーとして非常に高い評価を受けており、ここまで6戦連続でポイントを獲得。トロロッソのピエール・ガスリーは2017年に全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦していたこともあり、鈴鹿はお気に入りのサーキットだと語っている。今季F1に復帰したダニール・クビアトは、ドイツで3位表彰台を獲得するなどドライバーとしての成長を見せており、日本GPでの初入賞が期待される。
鈴鹿は、8の字型の立体交差を有し、S字や時速300㎞以上で駆け抜ける130Rなど特徴的なコーナーを備えた高速サーキット。バランスの取れたセットアップが不可欠であり、パワーユニット(PU/エンジン)にとっても大きなチャレンジとなる。
「ホンダの母国、そしてホームサーキットで行われる今週末の日本グランプリには、ホンダのメンバー全員が普段以上に高いモチベーションとともに臨みます」と田辺テクニカルディレクターは言う。
「レースの舞台となる鈴鹿サーキットは、多くのドライバーやF1関係者から、世界で最もすばらしいサーキットの一つと呼ばれており、例年エキサイティングなレースが展開されます。その鈴鹿サーキットに臨むには、車体とパワーユニット、そしてタイヤを、パッケージとして高いレベルでまとめることが必要とされ、ドライバー、エンジニア双方にとって非常にチャレンジングなサーキットです」
「また、今週末は、決勝前にHondaJetが鈴鹿サーキット上空を飛ぶフライパスセレモニーが行われると聞いています。HondaJetの最先端技術は、我々F1のパワーユニットのターボチャージャー・MGU-Hにも活かされ、信頼性とパフォーマンス両面の向上に大きな貢献を果たしてきました。 そのような背景もあり、日本グランプリという特別な舞台をHondaJetとともに迎えられることを、誇らしく感じています」
「強力なライバルとの争いになるため、簡単な週末になるとは思っていませんが、アストンマーティン・レッドブル・レーシング、スクーデリア・トロロッソの両チームと一緒に、最善を尽くして臨みたいと思います」
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