ウィケンスがDTMからインディにスイッチ。ヒンチクリフと共にシュミット・ピーターソンから参戦
インディカー・シリーズに参戦するシュミット・ピーターソン・モータースポーツは、2018年のドライバーラインアップを発表。引き続きジェームズ・ヒンチクリフを起用し、チームメイトにはDTMドイツ・ツーリングカー選手権にメルセデスから参戦していたロバート・ウィケンスが加入した。
2011年からインディカーに参戦し通算5勝を挙げているヒンチクリフは、契約を複数年延長しシュミット・ピーターソンでの4年目のシーズンを戦う。
ヒンチクリフのチームメイトには、同郷の友人でDTMを戦っていたウィケンスが加入。2018年のシュミット・ピーターソンはカナダ人コンビのドライバーラインアップとなった。
2012年からメルセデスAMGモータースポーツのドライバーとしてDTMを6シーズン戦ったウィケンスは、84戦に参戦し通算6勝を挙げ、5回のポールポジションを獲得。メルセデスを牽引するドライバーのひとりとして活躍していた。
「今シーズンまではメルセデスから離れると考えたことは一度もなかった。メルセデスには感謝しきれないよ。彼らの今後の活躍を願っている。おそらく一生で最高の6年間だっただろうね」
「これまで多くの浮き沈みがあったが、チームから多くのサポートを受けないことはなかった。ブランドを代表することは名誉なことだし、これが最後にはならないだろう」とウィケンス。
2017年シーズンの開幕前には、同郷の親友であるヒンチクリフとお互いにマシンを交換しインディカー・マシンをドライブしたウィケンス。インディカーロードアメリカ戦では、入国トラブルで金曜日の走行に参加できなかったミカエル・アレシンの代わりに2回のプラクティス走行にシュミット・ピーターソンから参加していた。
DTMをドライブする前には、2010年にGP3でシリーズ2位、2011年にはフォーミュラ・ルノー3.5シリーズでチャンピオンを獲得し、F1マルシャ・ヴァージン・レーシングのテストドライバーも務めるなどフォーミュラカーでの走行経験も十分だ。
「非常に急な学習曲線になるだろうね。多くのことが僕にとってはまったくあたらしいものになる。オーバルはまだ走ったことがないし、DTMに参戦以来6年間はフォーミュラカーで戦ったことがない。早くスピードアップする必要があるけど、新しい挑戦を楽しみにしているよ」
ウィケンスの離脱に対しメルセデス・モータースポーツのDTMを束ねるウルリッヒ・フリッツは、「ロブが離れることは、とても残念なことだよ。素晴らしいドライバーで偉大な人物の両方を失った。過去6年間、ロブはチームにとって重要なメンバーだった。ここ数年で茶実に進化しており、不可欠な存在になっていたよ」
「彼の旅立ちは悲しさを感じさせるが、彼のために喜んでもいるんだ。インディカー・シリーズはロブにとって素晴らしい経験になるだろうし、彼がこのシリーズでも存在を示すと確信しているよ」と語った。
親友とコンビを組むヒンチクリフは、「シュミット・ピーターソンに戻ってこれることに興奮しているだけでなく、もっとも古い友人がチームメイトになることが本当に楽しみなんだ。ロビーとはお互いにレースをして育ってきたけど、最終的には別に道を進んだ」
「僕はオープンホイールカーの北米に留まり、彼はヨーロッパに行くことになった。同じチームで一緒にプロのレーシングドライバーとして戦えることは僕たちの夢だったんだ」と喜びをコメント。
チャンプカーでは、ポール・トレイシーとパトリック・カーペンティアがフォーサイス・レーシングでカナダコンビを2004年に組んだが、インディカーでは初のカナダコンビとなる。
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